体にいい食生活

健康思考のあなたへ…揚げ物におすすめな油ランキングベスト5

油はなるべく控えたほうがいいと分かってはいても、つい食べたくなるのが脂っこいもの。なかでも小気味良い食感が病み付きになるのが「揚げ物」です。

しかし、大量にそして高温での加熱が必須となる揚げ物では、他の一般的な料理よりも油のチョイスにいささか神経質になる必要があります。

今回は揚げ物におすすめの油についてご紹介します。

揚げ物に向いているのはどの油?

揚げ物…あなたのご家庭ではどのくらいの頻度でやっていますか?

炒め物とは比べ物にならないくらい多くの油を使うので、健康面やコストの面を考えてもどの油を使えばいいのか迷ってしまう…という方も多いでしょう。

しかし、やはり優先させたいのは健康面。身近なサラダ油は安価で買いやすいですが、「安いのには安いなりの理由がある」のです。

その点を踏まえたうえで、揚げ油を選ぶときに最も大切な「熱に強い」をクリアした中から、管理人が考える「揚げ物におすすめの油」をランキング形式でご紹介します。

熱に強い!揚げ物にいい油ランキング《ベスト5》

1位:こめ油

揚げ物向きの油、1位は「こめ油」に決定。

最近ではテレビでもよく特集されてご存知の方も多いかもしれませんが、こめ油にはγ(ガンマ)オリザノールという非常に高い抗酸化力を持つポリフェノールの一種である物質が、植物中で唯一含まれています。

加えて同じく抗酸化作用の高いビタミンEも豊富。これらの強力な抗酸化パワーのおかげでこめ油は酸化しにくく、風味も落ちにくいのが特徴なんです。

さらに極めつけは、こめ油は「油酔い」を起こす物質、アクロレインの発生が少ないこと。

うぇぇ…気分悪っ!そんな「油酔い」の原因と対策って知ってる?たくさんの油を使って調理をしている人にしばしば見られる症状…それが「油酔い」です。 船酔いとかはよく聞くけど…油酔い!? も...

アクロレインは揮発性の物質で加熱により発生するのですが、調理中に油の匂いでもたれてしまって気分が悪くなった…という場合、原因はこのアクロレインである可能性が高いです。因みに油酔いしやすい現象はなたね油や大豆油に多いそうな。

  • 酸化しにくい
  • 油酔いしにくい

この2点がこめ油が揚げ油に良い理由なのですが、1つ気になることもあります。

それはリノール酸が約30%と多く含まれること。しかし先述した、豊富に含まれる抗酸化物質がその欠点をカバーしてくれる面もあり、現状では最も揚げ物におすすめしたい油と言えます。

こめ油は選び方を間違えると危険!効能はすごいけど気を付けること。こめ油ってどんな油なのでしょう?テレビで取り上げられたこともあるのでご存知の方も多いかもしれません。あなたはいかがでしょうか? で...

2位:ラード

ランキング中唯一の動物性脂肪であるラードを2位にしました。

「植物性だから体にいい」という常識が見直されつつある今、「動物性だから体に悪い」という常識も見直されてきています。実際、ラードには揚げ油としての魅力がいっぱいあるんですよ!

まず、酸化に強いこと。ラードは飽和脂肪酸とオレイン酸が半々くらい…という脂肪酸構成なのでとにかく熱に強い。安心して揚げ物に使えます。

そして動物由来の風味や旨味があること。

よく「ラードで揚げたコロッケは美味しい」と言いますよね。もちろん揚げ物に限らず、炒め物でも何でも…ラードを使うと豚肉の旨味がプラスされて絶品の味になるようです。

サクッと香ばしく揚がるのも特徴。ただ冷えると脂っこくなるそうなので、やはり揚げたてが格別です。

ラード(豚脂)について調べてみた管理人の感想~体にいいの?悪いの?私たちの暮らしに最も身近な動物性脂肪は、ずばりラード(豚脂)ですよね。スーパーではチューブタイプのものが売られているのを見たことがある方...

3位:椿油

なかなかいいお値段がするので、揚げ物に使う人はそれほどいないかもしれませんが、一度は試してみたいと思わせてくれるのが「椿油」です。

「髪の毛に使う油」というイメージがありますが、食用もあります。椿油は揚げ物がカラッと揚がって冷めても美味しいとよく聞くので、お金がかかってもいいならぜひチャレンジを。

なお椿油とカメリアオイルは名前が違うだけ…と思っている方も多いかもしれませんが、脂肪酸組成は全くの別物なので注意してください。

※カメリアオイルはリノール酸が多いですが、椿油はリノール酸が約3%と少なく、酸化に強いオレイン酸がオリーブオイルよりも多いことで有名です。

純粋な椿油で揚げ物…何とも贅沢です!

髪にも肌にもお腹にも?椿油(カメリアオイル)がよく分かるまとめ!特に女性に嬉しいオイルとして知られているのは…?いくつか候補は上がるでしょうが、なかでも外せないのが「椿油」ではないでしょうか。 ...

4位:ごま油

昔から馴染みのある油、ごま油が4位にランクイン。

ただ「ごま油」と一口に言っても、化学的な方法で抽出されたもの、焙煎してあるものとそうじゃないもの…と種類はさまざま。そんな中、やはり1番おすすめなのは低温圧搾という安全な方法で搾った、焙煎していない「生搾りの太白ごま油」でしょう。

《参考》太白胡麻(ごま)油って何?普通のごま油と何がどう違うの?

精製時に余計な熱が加えられていないので、ごまに含まれる貴重な栄養成分がしっかり残っています。

中でも、ごまといえばゴマリグナン、セサミンなどの抗酸化作用の高い成分が豊富なのが魅力。しかもセサミンは加熱によって増えるそうなので、まさに高温で熱する揚げ油にはうってつけと言えます。

ただ、ごま油もリノール酸が約30%以上と多く含まれる点がネック。

しかしこめ油と同様、熱と酸化から油を守ってくれる成分が豊富なのでプラマイゼロ…と言いますか、他の油よりも断然安心して使うことができます。比較的手に入りやすい価格帯なのも◎

※ごま油について詳しくはこちら▼

ごま油の光と闇。体にいいの?それとも危険?ごま油…きっとあなたのお家の冷蔵庫の中にもあるのではないかと思います。 昔から、日本人にとって馴染みの深い油です。でもその健康効果...

※管理人が使っている太白ごま油レビュー▼

サラダ油の代わりにおすすめ!【九鬼太白純正ごま油】のレビューサラダ油が体に悪いなら、じゃあ他にどの油を使えばいいの? とお悩みではありませんか? そこで1つ検討してみて欲しいのが、私も...

5位:オリーブオイル

揚げ物におすすめされることも多い「オリーブオイル」を5位としました。

オリーブオイルの特徴は、オレイン酸が70~80%と非常に多く含まれていること。オレイン酸は酸化に強い=熱に強いので、加熱向きの油なんですね。

加えてビタミンE、オレオカンタール(ポリフェノールの一種)といった抗酸化作用が期待できる成分が豊富なことと、発煙点が210度と高いことから揚げ物向きの油と言っていいでしょう。

ただ、これらのことはあくまでも純粋なエクストラヴァージンオリーブオイルでの話。

それ以外は精製方法に問題があるものも多く、製造段階ですでに酸化が進んでおり、その場合期待するほどの抗酸化力を発揮してくれないかもしれません。

日本で販売されているエクストラヴァージンオリーブオイルには偽物が多いそうなのでくれぐれも注意してください。

今明かされるオリーブオイルの真実…それでもあなたは使いますか?日本のオリーブオイル人気は未だに衰えませんね! 一大ブーム時に比べて、テレビで紹介される頻度こそ減ったものの、多くの愛用者がいる人...

揚げ油を選ぶ前に忘れてはいけないこと

揚げ物におすすめの油を5つご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?もしよければ、ご家庭で揚げ物をする際の油選びの参考にしていただけたら幸いです。

…とその前に重要なことが。1つ忘れてはいけないことがあります。

どの油を揚げ物に使うか?も大事なのですが、その油の品質もしっかりチェックする、ということも忘れないようにしてください。

溶剤で抽出した安価なものでは無く、「コールドプレス(低温圧搾)」「一番搾り」などと表記された、少し値は張るかもしれませんがなるべく安全性の高いものを選ぶようにしましょう。

そうでなければ、せっかく熱や酸化に強い油を選んでも意味がなくなってしまう可能性もありますから。

まとめ

「揚げ物におすすめな油ランキングベスト5」をご覧になっていかがでしたか?

実際はコスト、風味など試してみないと分からないことも多いと思いますが、「ちょっとこの中から選んでみようかな?」と興味を持っていただけていたら幸いです。

ただし管理人の嗜好に大きく偏ったランキングになりますので…その点あしからず(笑)