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体にいい油

こめ油は選び方を間違えると危険!効能はすごいけど気を付けること。

こめ油ってどんな油なのでしょう?テレビで取り上げられたこともあるのでご存知の方も多いかもしれません。あなたはいかがでしょうか?

でもテレビで伝えるのは基本良いことだけです。実際のこめ油はどんななものなのか…。その効果は?気を付けなければいけないことは?

その辺を丸っとまとめてみました。

こめ油は「日本の油」です!

こめ油は、玄米を精米するときに出る「米ぬか」から搾った油です。

あなたも米ぬかを料理に利用することがあるかと思いますが、あの中には約20%の油分が含まれているんです。たしかに触ったときに少し油っこい感じがしますよね?

それはそうと、こめ油は我ら日本が誇る油です。なぜかというと…こめ油は他の植物油とちがってそのほとんどが「国産原材料」でまかなわれているから!

日本はお米の国ですからね。「米」だけは他の国の輸入に頼る必要がないんです。(…とはいえ一部は輸入されてるそうですが^^;)

逆に9種類あるサラダ油のほとんどの原材料は輸入に頼っています…。大豆やとうもろこしなど、その多くは「アメリカ」からの輸入です。

…となると?心配なのが「遺伝子組み換え」の問題。

でも、だから「こめ油には遺伝子組み換えの心配がない」と言えます(・∀・)

この点がこめ油の大きな魅力の1つですね。

ポテトチップスや揚げ菓子によく使われてる

唯一、自給自足ができる油だと言っても、こめ油の生産量はそんなに多くありません。何せ日本の中だけのことなので(;・∀・)

実際こめ油ってスーパーとかでもそんなに取り扱っていないんじゃないでしょうか?やっぱり圧倒的に多いのが「キャノーラ油」とか「サラダ油(中身は大豆油+菜種油とか)」だと思います。

でも、じつはこんな商品にこめ油は使われています。それは…

ポテトチップスを含めた揚げ菓子全般です。

こめ油は含有成分のおかげで熱に強い性質があります。なので、揚げ物によく利用されているんです。

みんな大好きポテトチップス!なかなか裏の原材料を見る人は少ないと思いますが、今度ポテトチップスを買ったらぜひ見てみてください。

そこには…

  • パーム油
  • 植物油脂
  • パーム油こめ油 ※←ブレンドしてる
  • 植物油脂(こめ油)
  • こめ油

↑のいずれかの記載があると思います。

そう、ポテチにはこめ油以外に「パーム油」が使われているものが多いです。というか、パーム油優勢です(笑)

こめ油だけだとコストがかかるので(価格が数倍違う)使われていますが、パーム油には気になることが多いので、できれば「こめ油100%」で揚げたポテトチップスを買うことをおすすめします。

パーム油についてはこちらもどうぞ↓

こめ油はじゃがいもの味を引き立たせるそうなので、価格もプレミアムですが…味もきっとプレミアムです!!

こめ油の栄養とその効果とは?

こめ油ってじつは含有成分がすごいんです。ここでは、こめ油に含まれる栄養とその効果について書いていきます。

γ(ガンマ)オリザノール

まず、大注目の栄養が「γ(ガンマ)オリザノール」です。数ある植物油の中で唯一含まれているのがこめ油。

それもそのはず、このγ(ガンマ)オリザノールは、米ぬかに含まれるポリフェノールの1種なのです。

強力な抗酸化力を持つと言われていて、その効果も多岐にわたります。

  • 自律神経の中枢にダイレクトに働きかけ、めまい、動悸、倦怠感、頭痛、不眠などの不快な症状を緩和する。
  • 抗ストレス作用があり、更年期障害、自律神経失調症、不安や緊張、うつ、認知症などの治療に効果的。
  • 血管を広げて血流をスムーズに、脂質異常(高脂血症)、高コレステロール血症の改善に効果的。
  • 善玉コレステロールを増やして、悪玉コレステロールを減らす。

トコトリエノール

こめ油には、一般的なビタミンEのおよそ50倍もの抗酸化作用を持つ「トコトリエノール」が含まれています。

先に書いたγ(ガンマ)オリザノールも強力な抗酸化力があるので、両方合わさるとものすごいパワーに。

体をつくる細胞の酸化を抑えてくれるので、がんや動脈硬化、脳血管系の病気予防の効果が期待できます。

また、こめ油は酸化と熱に強いのが特徴なので、炒め物はもちろん、高温の揚げ物料理にも安心して使うことができるのがいいところです。

植物ステロール

「油の食物繊維」と言われている植物ステロールも豊富です。植物の細胞膜を作る成分の1種(ファイトケミカルの1種)で、コレステロールの吸収を抑える効果、がん予防の効果が期待できます。

※栄養、効果とはちょっとちがいますが、こめ油は「油酔いしない油」としても有名です。

体に悪いものも!こめ油の正しい選び方

ここまで読んでみると…

こめ油ってめっちゃ良さそうな油じゃん!(・∀・)

って思いますよね。体に良い栄養たっぷりで健康効果が高そうだし、何より加熱に気兼ねなく使えるのは、油を選ぶうえでの重要なポイントとなります。

ただ、世の中にあるこめ油のすべてが体にいいか…というと、そうではないので注意が必要。

ここでは、あなたが体に悪いこめ油を選ばないように…「こめ油の正しい選び方」についてご紹介します。

抽出方法

まずは抽出方法です。食用油の抽出方法には主に2通りあります。

それが「圧搾法」「溶剤抽出」です。

圧搾法は、原材料に物理的に圧力をかけて搾る方法で、余計なものを使わないので安全性が高く、原材料が持つ栄養素も壊れないのがメリット。

ただ手間とコストがかかります。

溶剤抽出は、ヘキサンという溶剤を使って油を溶かし出す方法。圧搾法よりも素早く大量の処理が可能なので、油の抽出方法としてはこっちのほうがメジャーです。

ただ、ヘキサンは毒物なので、使うと必ず高温処理をしなければならず、そうなると油の品質がグッと落ちます。

栄養素は破壊され、体に悪い物質が生まれてしまいます。

…と、こめ油に話をもどしますが、当然選びたいのは「圧搾法」で搾られたこめ油ということになります。

ただ、いかんせん、圧搾法のこめ油は少ない(汗)そのほとんどは溶剤抽出で精製されたものです。

これはこめ油に限らずですが、商品説明に「一番搾り」「圧搾」の文字がない場合は、100%溶剤抽出だと思っていいです。

精製方法

抽出された油が私たちの口に入る状態になるには、「精製」が必要です。

一般的な安いサラダ油は、この精製のときに何度も高温処理がされるのですが、油の性質を考えると加熱は最小限に抑えたいところ。

そこで、こめ油の場合は「スチームリファイニング」という装置を使って最小限の加熱にとどめているものがおすすめ。

調べたところ、「圧搾法」と「スチームリファイニング」はセットになっているようなので、これらの文字を探すようにすると間違いないです。

(その他の油は、低温圧搾(コールドプレス)の表記が安心の油の鉄板条件となっていますが、こめ油でコールドプレスのものはありませんでした。何でだろう?原材料の性質から低温での精製は難しいのかもしれませんね。)

こめ油は、「圧搾」で搾られて「スチームリファイニング」で精製されたものがおすすめ!

こめ油を買うなら通販がおすすめの理由

こめ油はほかのサラダ油とちがって、取り扱っていないスーパーも多いようです。

もし「近くのスーパーに普通にあるよ~」という場合でも、それは溶剤で抽出された危険なこめ油の可能性が高いので注意。

これはこめ油に限らず…良質な油は一般的なスーパーには置いていないのではないでしょうかね?

良質なものはその分デリケートなので、保管とかにも気を配らなければいけないはずです。

…と、それはさておき。以上の理由から「体にいいこめ油が欲しい!」という場合は通販を利用するのがやはり安心です。

ここではamazonで見つけた人気のこめ油ご紹介します。(※価格は2017年11月時点でのもの)

ボーソー 米油

こめ油で調べると数多くヒットしたメーカーのボーソーさん。こちらは600gで424円。

お手頃価格なので買いやすいのは嬉しいですが、当然「溶剤抽出」によるものです。。

味の素 健康こめ油

食品メーカー大手「味の素」さんから販売されているこめ油。600gで513円。

「健康」と銘打っていますが、その正体は溶剤抽出された危険度の高いこめ油です…。(はっきり溶剤抽出とは書いていませんが、価格からして確実。)

築野食品 こめ油

築野食品さん。こちらもこめ油で探すとたくさんヒットしました。1500g(お値段1,004円)の大ボトルが大人気。

100%国産の米ぬか使用は安心ですが、溶剤抽出なのが残念。

ホクレン 北海道こめ油

北海道の米ぬかを使用しているところが高ポイント。(お米が美味しい!)

ただこちらも600gで750円とリーズナブルな価格なので、溶剤抽出なのは間違いありません。

三和油脂 みづほ まいにちのこめ油

パッケージが可愛いなぁと思ったこめ油(笑)大手の三和油脂さんから販売されています。

1500gで1,460円なので、国産米ぬかを使っていますが、溶剤による抽出です。

オカヤスファルマ株式会社 圧搾こめ油(プレミアムグレード)

知らないメーカーさんですが、こめ油ではとても珍しい「圧搾」による抽出法で、プレミアムグレードの文字が眩しいです。

お値段もやっぱりプレミアム!270gで1,240円します。圧搾製法、スチームリファイニングで安心のこめ油を選びたいあなたに。

三和油脂 コメーユ ※特におすすめ!

安心のこめ油として一番有名なのが、こちら三和油脂から販売されている「コメーユ」です。

一時期は売り切れでずっと買えない状態が続いていましたが、今は通販で問題なく購入することができます。

もちろん圧搾、スチームリファイニング製法により作られているので安心安全。コストとの兼ね合いも良いのでおすすめナンバー1です。

※すでに書いていますが、最後の2商品以外はすべて「溶剤抽出」によるものなので注意してください。

私はコメーユの存在は知っていましたが、コメーユ以外にも圧搾法のこめ油はあったんですね!…やはり、どちらもお値段がプレミアムです(;´∀`)

ですが多少お財布にダメージでも、健康のことを考えると安心の抽出方法&精製方法のものを選ぶことをおすすめします。

※因みに、良質なこめ油の価格の目安は「1cc=3~5円」と覚えておくといいです。

こめ油にデメリットはあるの?

安心の圧搾法(+スチームリファイニング)のこめ油を買ったよ。これなら安心だよね?いっぱい使ったら健康に良いよね?

それはちがいます( ゚д゚ )クワッ!!

じつは、健康効果の高いこめ油でも気を付けなければいけないことがあります。

それを知るにはまず「脂肪酸組成」を見ることから…↓

こめ油の脂肪酸組成
  • オレイン酸:40%
  • リノール酸:30%以上
  • αリノレン酸:ほぼ0
  • 飽和脂肪酸:20%

そうなんです、こめ油にはリノール酸が30%以上も含まれているんです。

リノール酸は普段の私たちが摂る食事にたっぷり含まれているので、「過剰」が恐ろしい健康被害を招くと問題になっています。

なので摂りすぎは当然NG。でも、ほかのサラダ油にはない「加熱に強い」メリットを最大限活かすのはOK。

毎日適量を賢く使うのがおすすめです。同時に、残念ながらこめ油では全く摂れない「αリノレン酸」がたっぷり含まれる油も摂るようにしましょう。

一押し!αリノレン酸が摂れる亜麻仁油のご紹介

まとめ

こめ油特有の体に良い栄養成分、それによる健康効果を知って「こめ油ってすごいな!」と単純に思った私です。日本人として…何となく誇らしくも感じてしまいます(^ν^)

ただ、やはりそんなこめ油にも弱点というか…注意したいポイントがいくつかありましたね。どんな作られ方をしているのか?そしてリノール酸の含有量。

以上のことを意識して、こめ油は賢く活用していきましょう!