ごま油…きっとあなたのお家の冷蔵庫の中にもあるのではないかと思います。
昔から、日本人にとって馴染みの深い油です。でもその健康効果や、選び方、注意したいことなどはよく知らない方も多いでしょう。
今回は、「ごま油」についてあなたにもっと知っていただきたく、その情報をまとめてみました。
ごま油に興味のあるあなたはぜひご覧になっていってくださいね。
目次
ごまってこんなに凄かった!
ごま油は、ごまから搾れる油です。
あの小さい粒々の「ごま」ですよ。料理の主役にはなりませんが、独特の香ばしい風味が、メイン食材の魅力を何倍にも高めてくれる影の力持ち的な存在。
そんな風味がいきたごま油は、揚げものや炒めものにはもちろん、料理の最後の風味付けとして使っている方もきっと多いのではないでしょうかね?
また、ごまの魅力は風味だけではないんです。
たんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラルなどの栄養素がとっても豊富。なかでも注目すべきは「強力な抗酸化成分」の存在です。
ゴマリグナンの健康効果がやばい
ごまには、ごま独自の抗酸化成分であるゴマリグナン(セサミン、セサモリン、セサミノール)が含まれています。
ゴマリグナンの健康効果としては、「肝機能アップ」が有名です。
肝臓の活性酸素を抑えて、その働きをサポート。アルコールの分解も早めてくれるので、二日酔い対策にも効果的なんです。
お酒が好きな人は、ごまを意識して食べるといいかもしれませんね。
また、ゴマリグナンは、女性ホルモンに似た作用もあるので、更年期障害に悩む女性にもおすすめの健康成分です。
さらにゴマリグナンの一種である「セサミン」にはまた違った効果が!
- 血液中の善玉コレステロールを増やして悪玉コレステロールを減らす
- 動脈硬化や高血圧などの生活習慣病予防に良い
とされています。
セサミンを摂るならサプリがおすすめ!
…でもごまに含まれるセサミンの割合は1%以下とものすごく少ないのが難点(汗)
もしセサミンだけを効率よく摂りたいならサプリメントがおすすめです。
自然良品から販売されている「セサミンリッチ」は、余計なものは一切使っていない、黒ごま100%のピュアなセサミンサプリです。
原料のごま油を昔ながらの圧搾法で搾っているから、セサミン以外の有効成分「ゴマリグナン」(セサミノール、エピセサミン、セサモリン)もしっかり。
もちろん元の「ごま」にもこだわりがあって、普通のごまの6.9倍ものゴマリグナンを含む無農薬栽培の黒ごまを贅沢に使っています。
「モニター満足度92%」も納得の内容。
こちら、お得な定期コースで始めても、「回数の縛り」がないから安心して試すことができますよ。
ごまについて調べてみて…
ごまってこんなに凄かったのか(゚д゚)!
と、改めて知りました。今まであまり摂っていなかったことを後悔…。
それはそうと↑でご紹介したごまの健康効果は、もちろんそこから搾った「ごま油」にも引き継がれます。
ゴマリグナンという抗酸化成分を含むので、ごま油は加熱しても酸化しにくいのが特徴です。
失敗しないごま油の選び方
ごま油の良いところが分かってきましたが、しかし、「全てのごま油が健康にいいわけじゃない」のでそこは注意が必要です。
中には「危険なごま油」もありますので。
じゃあどんなごま油ならいいのよ?
と思ったあなたへ。
ここで「失敗しないごま油の選び方」についてご紹介するので、よければ参考にしてみてください。
低温圧搾で搾られている
ごま油に限らずですが、「低温圧搾」で搾られている油は、品質の良い油といっていいと思います。
なぜなら、この抽出法は時間も手間もかかって生産効率が悪い分、安全性が高いからです。
低温でじっくりと搾るので、原材料の持つ栄養を損ないませんし、高温処理のときに生まれてしまう毒性物質の心配もありません。
逆に、ヘキサンなどの溶剤を使う一般的な方法では↑の真逆の結果となります。
どんな油を選ぶときも「低温圧搾」の文字をまず探すようにしてください。
普段使いは生搾りタイプが良い
じつはごま油には大きく分けて2種類あります。
「焙煎タイプ」と「生搾りタイプ」です。
じつは焙煎タイプのほうが一般的な「ごま油」のイメージに近いものです。色が茶色っぽくて、香ばしい風味がしているものがそれです。
原料のごまを焙煎しているからこそ、あの何とも言えない香ばしい風味が生まれるんですね。
代わって生搾りタイプは、ごまを煎らずに(焙煎しない)生のまま搾った油のことです。こちらは「太白ごま油」とも言われます。
焙煎していないので、残念ながらあの独自の香ばしさはありません。。無味無臭に近いです。
で、どっちがおすすめかというと…
より安心なほうは「生搾りタイプ」となります。
「熱を加えていないほうがダメージが少ない」そんなイメージでしょうか。
でも、料理との相性もあるので、抽出法が安全なものであれば、焙煎タイプのごま油もたまに使う分にはいいと思います。
でも普段使いには生搾りタイプのごま油(太白ごま油)がおすすめですね。
両方常備しておいて上手く使い分けるのが最強かなと( ´∀`)
因みに私が愛用している太白ごま油はこちら↓
基準は「1cc=2~3円」のもの
良質な油は、ある程度値段で見分けることができます。
ごま油の場合、大体「1cc=2~3円」を基準にするといいようです。
これだと100ccで2~300円。1000ccで2~3,000円。やはりキャノーラ油など、安価なサラダ油と比べると割高ですね。
でも加熱調理にも安心して使えるなら、まだ買いやすいと思える価格帯かなと思います。
見た目に騙されないで!
私の実体験談なのですが、まだ油に疎かった昔のこと。「ごま油」と信じて疑わなかった商品が、じつは調合油だったことがあります…。
何気なく裏の原材料を見たら「ごま油、菜種油」とあって驚き。パッケージの表を見る限りでは、「これはごま油だよ」と主張してくるのに。
これは原材料チェックを怠っていた自分に責任があるのですが、本物のごま油を使っていると思っていたのに、実は偽物(ちがう油)だった、というのはなかなかショックでした(-_-;)
あなたも油を買う際にはくれぐれもご注意を。
サラダ油の中ではおすすめだけど「控えめに」が吉
9種類あるサラダ油の中で、ごま油はこめ油と並んで「使っても大丈夫」な油の1つです。
理由はすでに書いたように、良質なものではゴマリグナンなどの高い抗酸化成分が含まれているので、加熱しても酸化しづらいことや、健康効果の恩恵があるからです。
とはいえ、だからと言って「体にいいからじゃんじゃん使ってOK」というわけではありません。
ごま油にも気になることがあります。それがリノール酸の含有量です。
- リノール酸:30~40%
- オレイン酸:40%
- 飽和脂肪酸:14%
ご覧のとおり、ごま油にはリノール酸(オメガ6系の脂肪酸)が多く含まれています。
このリノール酸は、体内で炎症を起こす物質に変わることが分かっていて、摂りすぎることで、がんや動脈硬化などさまざまな病気の引き金になってしまいます。
さらに、加熱することで神経を侵す毒(ヒドロキシノネナール)に変わることも分かっています。
ごま油は体にいいから積極的に摂取しよう!という考えは危険であることが分かりますよね。
ごま油は、「加熱に向く」という特性をいかして、加熱調理のときに必要最小限を使うのが賢い使い方なのかなと思います。
まとめ
ごま油についてまとめてみましたが、いかがでしたか?
「身近なごま油にはこんな秘密があったんだ!」と、あなたのごま油への理解が少しでも深まっていれば幸いです。
選び方を間違えなければ、加熱用の油としてのポテンシャルはとても高いので、よければ毎日の料理に“適量を”活用してみてくださいね!