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体にいい油

クリルオイルの効果は魚油よりもすごいの?比較してみたところ…

いつ頃からだったのでしょう…?「クリルオイル」が注目されていますね。

私はあいにく「オメガ3が豊富」というくらいしか知らなかったので、今回詳しく調べてみることにしました。

気になる魚油(フィッシュオイル)との違いについてもまとめているので、オメガ3の油=体にいい油が気になるあなたは要チェックです!

クリルオイルとは?

その名前からじゃどんな油なのか全く想像できませんよね。

クリルオイルは、「南極オキアミ」から抽出されるオイルのことを言います。

南極オキアミとは?

“世界で1番きれいな海”とも称される極寒の南極の海に生きているのが「南極オキアミ」です。

見た目は小エビにそっくりな、動物プランクトンの1種です。

南極オキアミの数は地球上の人口のおよそ2倍というのだから驚き。豊富で、そして貴重な海洋資源になっているありがたい存在なのです。

南極オキアミは、自然の摂理である“食物連鎖”の下位にいます。

食べて、食べられ…の繰り返し。こう書くとちょっとアレですが(笑)その食物連鎖の下位にいるということは、ほかの生物由来の汚染物質などの影響を受けていないということです。

なので南極オキアミから得られるクリルオイルは、そのピュアさも人気の理由の1つとなっています。

クリルオイルと魚油を比較してみた

クリルオイルがどんな油なのか、ちょっとだけ分かりましたね!でもまだまだ…。まだ原料しか分かっていません(笑)

忘れてはいけないのが「オメガ3」です。冒頭でも書いたように、このオイルには、現代人が不足がちな「オメガ3脂肪酸」が豊富。

でもそれだけじゃあないヽ(´ー`)ノそれだけだったらほかのものでも代用できるし、ここまで注目はされていません。

では、その魅力をここで丸っとご紹介します。分かりやすいように魚油と比較してみました。

※一般的に「魚油」と言うと、漁獲量の多い「イワシ」や「サンマ」が原料となっているものを指すようです。

吸収率がよい!

食品の栄養素は、どれだけ入っているかも大事ですが、「吸収率」も同じく大事。吸収率が低ければ、たとえたくさんの量を摂っても有効利用されずに出ていってしまうんですからね。

この吸収率が、クリルオイルのほうが魚油よりも優れています。

魚油は油脂結合型(中性脂肪型とかトリグリセリド型とか言われています)で、水と混ぜると分離してしまうのに対し、クリルオイルはリン脂質結合型(リン脂質を多く含んでいる)で、水と綺麗に混ざります。

この特性から、吸収率、さらに体に取り込まれてからの利用効率も良いのです。

アスタキサンチンが入ってる!

魚油には無くて、クリルオイルにはあるもの。それはずばり「アスタキサンチン」!

アスタキサンチンは、言わずと知れた高い抗酸化力を持つカロテノイドの一種。サケやカニ、エビなどの、あの赤い色素の成分です。

クリルオイルが赤い色をしているのはこのため。

アスタキサンチンの抗酸化力は「ビタミンEの1000倍」とも言われており、健康、美容に嬉しい働きが期待できます。

ただ…クリルオイルのアスタキサンチンの含有量はそれほど多くはないとのこと。。(これはちょっとガッカリ^^;)

でもその強力な抗酸化パワーは、たとえ少量でも、酸化しやすいDHA・EPAをしっかり守ってくれています。

※↑で魚油には無い…と書きましたが、鮭の脂(サーモンオイル)には含まれています。

安心して口にできる!

先にも書きましたが、クリルオイルの原料である南極オキアミは、“食物連鎖のはじめ”にいます。

対して、食物連鎖の上位にいる魚(マグロなど)ほど、海中の有害物質を体に溜め込んでいるので、そうした魚油と比べるとクリルオイルのほうが安心して口にすることができるのです。

色が違う!

ほかの項目と比べるとおまけ的な感じですが(笑)でも見た目ですぐに分かる明らかな違いです。

一般的な魚油は、“油”のイメージに近い黄みがかった色をしていますが、クリルオイルの色は鮮やかな赤色!

これもやはり先に書いたアスタキサンチンによるもので、「南極のルビー」なんて言われていて、魅力的なポイントの1つとなっています。

脂肪酸組成の違い

魚油

  • オメガ3(DHA11%、EPA10%、αリノレン酸1%)
  • オメガ6(リノール酸2%)
  • オメガ9(オレイン酸15%、パルミトレイン酸8%)
  • 飽和脂肪酸30%

クリルオイル

  • オメガ3(DHA10%、EPA17%、αリノレン酸1%)
  • オメガ6(リノール酸2%)
  • オメガ9(オレイン酸18%)
  • 飽和脂肪酸32%

※ネットの情報、Wikipediaなどを参考にしました。

クリルオイルの効果がすごい

比較してみると、同じ「オメガ3系の油」でも、魚油よりもよりクリルオイルのほうが優れているのかな~という印象を受けますね。

ただ期待できる効果は似ています。それもそのはず、ちょっと性質はちがうのかもしれませんが、含まれている成分は似ていますから。

やはり、「DHA・EPA」が良いのです!

ここではクリルオイルの効果についてご紹介します。

生活習慣病の予防

DHA、EPAは“血液の状態を良くする成分”としてすごく有名ですよね。オメガ3は血管をやわらかくして、血流を促進させます。

色々な要因で、血管が狭くなったり、血液の流れが悪くなって詰まりやすくなった結果が生活習慣病(動脈硬化、脳梗塞、心筋梗塞、高血圧など)ですから、それらの予防に効果を発揮してくれます。

メタボ予防、ダイエット効果

オメガ3は、女性に嬉しいダイエット効果、男性に嬉しいメタボ予防の効果があります。

EPAは、

  • 食欲を抑える
  • 胃での消化を遅くして満腹感を維持させる

働きがある「GLP-1(※痩せホルモン)」の分泌をサポートする働きや、血糖値の急上昇を抑える働き(インスリンの分泌を抑えて脂肪に変えさせない)があることから、ダイエットに良いのです。

また、これはクリルオイルに限らずですが、適度な油分は便を出しやすくして便秘解消にも◎この点もダイエットに良いと言われる理由です。

また、悪玉コレステロールや中性脂肪をコントロールする働きは魚油よりも優れているという報告もあり、悩ましいメタボ予防にうってつけ。

実際、「血中のEPAが多い人は内臓脂肪が少ない」という調査結果も出ています。

アレルギー、アトピー、花粉症

オメガ3(DHA・EPA・αリノレン酸)には抗アレルギー作用があるため、アレルギー性の症状であるアトピーや花粉症の予防や改善に効果が期待できます。

がん予防

できれば(…いや絶対に)なりたくない病気の代名詞が「がん」ですよね。2人に1人がなると言われているのだから恐ろしいものです。

その癌の予防にDHA・EPAを含めた「オメガ3」が効果的との研究結果があります。

がん細胞を作る、成長させてしまう原因の炎症を抑えて、免疫機能をしっかり働かせるのにオメガ3が有効なのです。

また、辛いと聞く“抗がん剤の副作用”も軽減されるという情報もあり、予防だけではない効能にも注目が集まっています。

関節痛の緩和

オメガ3には抗炎症作用があります。(炎症を生む物質が作られるのを抑える。)

関節痛の原因も、あちこちの関節で起きる炎症が原因なので、クリルオイルの摂取でその緩和が期待できます。

実際、消費者庁のほうで、「関節リウマチの症状緩和に効果あり」と認められているそうです。臨床試験では「変形性膝関節症」にも良いことが分かっています。お墨付きということですね(・∀・)

関節といえば「グルコサミン!」「コンドロイチン!」がめちゃくちゃ有名ですが、そこに「クリルオイル!」をプラスしてもいいかも。

肝機能を高める

すい臓と同じく、肝臓も不調になかなか気づかない“沈黙の臓器”だと言われています。

だからこそ日頃のケアがとても大事。そんな肝臓の健康を守るのにもオメガ3は効果を発揮します。

ラットによる実験では、アルコールの吸収を弱めて、肝機能を助けることが分かっています。肝臓中の中性脂肪を抑えるので、脂肪肝の予防にも。お酒が好きな人には嬉しい効果です。

またクリルオイル特有のリン脂質も、肝機能アップに良いとのこと。

リン脂質は肝臓の脂質代謝に必要で、代謝をサポートしたり、脂質がたまりすぎるのを抑える働きがあります。

男性不妊の改善

クリルオイルのオメガ3は、男性の生殖機能向上にも効果があるとされています。

なんでも、哺乳動物の精液や精子には「リン脂質結合型DHA」が多いのだそう。これは先に書いたとおり、クリルオイルが持つ性質のDHAです。

普通の魚油では難しいので、クリルオイルで効率よく補給することができますね。

脳力(記憶力や認知症に関係)アップ

DHAは脳に良いことで知られています。ただ単に“脳に良い”と言われてもよく分からないかもしれませんが、

  • 記憶力がアップする
  • 認知症の予防にいい

と言われたらイメージしやすいのではないでしょうか。

DHAは、脳の神経細胞膜の貴重な材料になり、情報伝達を助けてくれます。

また、血液サラサラ効果で血流が良くなり、脳にもしっかり血液が運ばれることも「脳力維持」のポイントとなっています。

ストレス緩和

脳と心は深くつながっています。なので、脳の働きが悪くなれば自ずと心も曇りがちになってしまうでしょう。

先にも書いたように、オメガ3は脳を元気にしてくれる栄養素なので、精神安定の効果も期待できます。

なんでも「うつ病の人にはオメガ3が少なかった」という研究結果もあるようです。

憂鬱な気分、うつ気分を解消してストレス緩和に◎安眠効果も注目されています。

美容にも良い!

クリルオイルにはアスタキサンチンが含まれると書きましたね。(微量だけど^^;)

アスタキサンチンの抗酸化パワーは、健康にはもちろん、美容にも良いということが広く知られています。

シミ・シワ・たるみの改善、皮膚トラブルの解消など。美肌になりたい女性にとっては嬉しい効能です。

量は魚油、効果はクリルオイル?

「もう終わったんじゃないの?」と思われそうですが(笑)魚油とクリルオイルの比較をもう1つ。

じつは調べていて、とある比較記事を発見。そこでの検証結果では、DHA・EPA量が魚油(因みにイワシオイル)のほうが多く、クリルオイルのほうが少ないということだったのですが…

(でも↑に書いたwikiなどの情報ではそんなこともないんですけどね、どうしてだろう…)

まぁ1番肝心なのはそこではなく!(笑)この後↓

…にも関わらず、クリルオイルのほうが効果が高かったということなんです。

ここでは“脳力”に関する効果でしたが、この事実がすごいですよね。

量が少ないのになぜ?と言うと、これはやはりクリルオイルのDHA・EPAの吸収率が高いことが理由のようです。

やっぱり吸収率って大事なんだな~としみじみ。クリルオイルと魚油の比較において、覚えておきたいポイントです!

チェックしておきたい注意点

魅力がいっぱいのクリルオイルですが、何か注意することはあるのでしょうか?

摂取するとなるとサプリになると思いますが(液体そのまま…というのは見当たらず)、ここでは摂取するうえでの注意点や気になることをまとめてみました。

副作用はあるの?

薬ではないので、気になる副作用の心配はしなくても大丈夫です。

ただ、体質的に合わない人もいるでしょうし、当然摂りすぎれば下痢などを起こす可能性もあります。

あとは、別に血栓予防の薬などを飲んでいる人は、クリルオイルの血液サラサラ効果が重複してしまうため注意が必要です。

※こちらも参考になると思います↓

https://xn--n8ja9ip23kiz4a.com/dhaepa-hukusayou.html

水銀は大丈夫?

こちらは魚油(一般的なDHA・EPA)のサプリでも心配されていることですが、結論から言うと…大丈夫です。

水銀は精製されるときに除去されていて、日本で売られているサプリで検出されたことは無い、という話。

さらにクリルオイルの場合は、すでに書きましたが、より環境汚染の心配が少ない「南極オキアミ」を原料にしているのでなお安心です。

DHA・EPAサプリには「水銀」が入っているから危険なの?昔から魚は体にいいと言われてきましたよね。その主な理由は、素晴らしい健康効果が期待できる「DHA・EPA」が含まれているから。 そ...

抽出方法について

アスタキサンチンが守ってくれているとはいえ、オメガ3は酸化しやすいのでその点が心配です。

なるべく新鮮なものを摂り入れるには抽出方法も重要になってきますが、クリルオイルはどうなのでしょう?

これは調べてみたところ、メーカーや商品によって抽出方法もさまざまなようでした。独自の製法を用いているところもあったり。

ただ、価格の安いサプリはヘキサンで抽出したものが多いとか…。

ヘキサン。。ここは植物油と同じなんですね(;´Д`)

中には、オキアミを漁獲した船の上で、素早く加工している商品もありましたよ。スピーディー!

クリルオイルの製品を購入する際は、ぜひ抽出方法にも目を向けてみてください。

アレルギーの心配は?

エビやカニなどの甲殻類にアレルギーを起こす人は多いですよね。

クリルオイルの原料のオキアミはエビに激似ですが…その辺は大丈夫なのでしょうか?

これは、たしかにオキアミもエビやカニと同じ甲殻類の仲間ではあるのですが、分類は別となるようで問題ないとされています。

しかし、どの情報でも、そこに付け加えて「ただし甲殻類アレルギーのある人は医師に相談すること」とあるので、絶対に大丈夫とは言い切れないようです。

あなたがこれまでにエビやカニにアレルギー反応が出たことがあるなら、クリルオイルの製品の使用は慎重に行うようにしてくださいね。

クリルオイルのサプリ選びで大事なこと

さて、ここまで読んで、「クリルオイル…ちょっと試してみたいな」と思われたあなたへ。

チラッと書きましたが、クリルオイルはほぼサプリしかありません。魚油(フィッシュオイル)もそうですが、魚油は海外製品なら本当にいくつか液体そのままの商品もありました。

でも圧倒的に多いのがカプセルタイプ。やはり酸化の面で液体そのまま…は難しいのでしょうか(-_-;)

というわけで、クリルオイルサプリを選ぶときに気にしたいポイントをご紹介します。

  • クリルオイル100%かどうか?
  • 1カプセル(もしくは1日の目安量)で摂れる量
  • 製品化されるまでのスピード(製法)
  • 抽出方法は安全か?
  • 有害物質(水銀やセシウムなど)の検査をしている

などなど。

あなたの体にとって、“良いものであるかどうかの判断”をしっかりするようにしてくださいね。

いつ飲むのがいいの?

薬と違ってサプリはいつ飲むのがいいのかちょっと悩んでしまいますよね。

サプリは基本的にいつ飲んでもいいのですが(だから悩むんだけど・笑)あえて言うなら「食後」がいいと思います。

【疑問】DHA・EPAサプリはいつ飲むのがベストなタイミングなのか…?」にも書いているように、胃が空っぽの状態よりも、食後のほうが吸収率がよくなるためです。

参考にしてください^^

クリルオイル配合で人気のサプリといえば…

クリルオイル100%ではないですが、クリルオイルを配合した人気のDHA・EPAサプリといえば「きなり」が有名です。

DHA・EPAを4粒に500㎎も配合しています。これはサプリで摂るとちょうど良い量で(ほかの食品から摂っている分を加味して)、海外製品にありがちな過剰摂取の心配もありません。

また、きなりにはDHA・EPA、クリルオイルのほか、血液サラサラ効果が期待できるナットウキナーゼも入っています。

このトリプル成分が人気の秘訣(・∀・)

ただのDHA・EPAサプリより…
ただのクリルオイルサプリより…

色んな成分の効果に期待したいあなたにおすすめです。

きなりの体験レポートへ

まとめ

いかがでしたか?クリルオイルのことがよく分かった!と思っていただけていたら幸いです。

かくいう私も今までずっと気になっていたクリルオイルという存在…その正体が今回の記事でよ~く知ることができました。

私は変わらずに魚油のことも素晴らしい、すごい栄養成分だと思っていますが、

クリルオイルって…!ヤバすごいじゃん(´゚д゚`)!!

と思ったのも事実(笑)

クリルオイルと魚油の違いについても詳しく書きましたが、まずはどちらでもいいので(笑)この不足がちなオメガ3を毎日の生活に取り入れていって欲しいなと思います。