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油で病気予防

健康診断で脂質異常症が判明!?でも慌てないで…オメガ3が改善の鍵

健康診断で「脂質異常症(昔だと高脂血症)」と診断されたあなたへ。この症状にはまったく自覚症状がないことから、指摘されてびっくりされる方も多いでしょう。

そうしてどんな症状か調べてみたら恐ろしい病気の名前がわんさか…でも必要以上に怖がる必要は無いかもしれません。

ここでも改善の鍵を握るのが「オメガ3」。さて、脂質異常症とどういった関係があるのでしょうか?

脂質異常症とは?

脂質異常症とは、血液中の脂質の状態が文字通り異常をきたしている状態をいいます。

平均の数値よりも悪玉(LDL)コレステロールや中性脂肪が多い、また善玉(HDL)コレステロールが少ない状態がそれに当たります。

その原因は体質(遺伝)であることもありますが、その多くは、偏った食事、暴飲暴食、運動不足、喫煙などなど…普段の悪しき生活習慣が関わっていると言われています。

あなたはどれ?脂質異常症「3つ」のタイプ

高LDLコレステロール血症

悪玉コレステロールが多い状態。肉や乳製品などの動物性脂肪や、卵やレバーなどの高コレステロールな食品をよく食べる人や、総合的に見て油を摂り過ぎている人に多い傾向。

低HDLコレステロール血症

善玉コレステロールが少ない状態。運動不足、肥満、喫煙など悪い生活習慣が関係している可能性が高い。また中性脂肪が高いほど善玉コレステロールは少ない傾向に。

高トリグリセライド血症

中性脂肪が多い状態。食べ過ぎ、飲み過ぎ、高カロリーなものをよく食べる人に多い傾向。アルコールや糖質の摂り過ぎに注意とも。

どのタイプであろうと脂質異常症に変わりありません。放置すれば、血管が細くなったり詰まったりして動脈硬化や心筋梗塞、脳卒中の原因になるとも言われています。

そこでまず声高らかに言われるのが「コレステロールを減らそう」というもの。

しかし、今ではその常識が覆されつつあるようです。

驚き!コレステロールは高いほうがいいって本当?

あなたは「コレステロール」と聞いてどのようなイメージを浮かべますか?やはりドロドロとして血管が詰まる原因、なるべく少ないほうがいいもの…そんなイメージを持たれているのではないでしょうか?

しかし、コレステロールは細胞膜やホルモンの材料になったりと、私たちの体に絶対に無くてはならないものです。

それだけではなく、驚くことに「コレステロールは多いほうが長生きする」といった研究結果まで出ています。逆を言えばコレステロールが少ないほうが短命ということ。

ちょっと…というか、かなりびっくりですよね(゜o゜;でもこのことは結構前から言われていることなので知っている方も多いかもしれません。

加えて、「コレステロールには善玉も悪玉も無い」らしいです。

コレステロールを全身に運ぶのが悪玉(LDL)コレステロールで、逆に回収するのが善玉(HDL)コレステロールと言われてきましたが、どちらも同じコレステロールで単に働きが違うだけ、とのこと。

脂質異常症とオメガ3の関係とは…

さて、ここまでは主にコレステロールについてで「オメガ3」には全く触れていませんでしたね(笑)

一般的には、オメガ3(αリノレン酸、DHA、EPA)は悪玉コレステロールを減らして善玉コレステロールを増やすと言われています。ですので、脂質異常症の対策としてよく名前が上がっているわけです。

加えて、動物性脂肪の摂り過ぎに気をつける、高カロリーな菓子類を控える、植物性たんぱく質や食物繊維をしっかり摂るなど、脂質異常症の改善のためにはまず食生活を見直すことが勧められています。

ただ…ですね。

たしかにこれらのことは健康な体を目指すうえでも大事なのですが、実は最近では「コレステロールと食事にはそれほど関連性がない」とも言われているそうなんです(゜o゜;えー

オメガ3に話を戻しますが、「コレステロールは高いほうがいい」という結果が出ている以上、「コレステロールを下げる作用があるからオメガ3を摂ろう」は本質では無いわけですね。

でも脂質異常症にオメガ3はやっぱり有効なんです。どうしてなんでしょうか?

懸念されている病気はコレステロールが原因じゃなかった?

脂質異常症が悪化していくと、後に命にかかわる動脈硬化や心筋梗塞、脳卒中などの病気に発展すると言われています。

しかし、これらの恐ろしい病気の本当の原因がコレステロールでは無かったらどうでしょうか?そう、ここでもやはり「リノール酸」の存在が色濃くなってくるわけです。

リノール酸は最終的に炎症を起こす「アラキドン酸」に変化するのですが、このアラキドン酸が起こす炎症により活性酸素が発生、それに酸化させられてしまったコレステロールが“ゴミ”になり、血管内に滞留することで血管が狭くなったり詰まったり…そして恐ろしい病気の引き金になってしまうのです。

コレステロールが関係しているのは間違いなくとも、その原因を作っているのは「過剰に摂取されたリノール酸」だったんですね。

炎症が起きなければコレステロールは酸化することなく、正常にその役目を遂行してくれるのです。

コレステロールからしたらひどい話です。

「私(僕)はこんなに頑張っているのに…あなた達がリノール酸を摂りすぎてあちこちに炎症を起こすからいけないんじゃないの!」と思ってるかも(笑)

しかし、そこで登場する救世主がオメガ3。亜麻仁油やえごま油に多いαリノレン酸、青魚に多いDHA・EPAが、リノール酸→アラキドン酸による炎症を抑えてくれます。

脂質異常症と診断されてもまずは落ち着いて

脂質異常症と診断されてコレステロールや中性脂肪が高いことを指摘されるとドッと不安になってしまう方が大半だと思います。後に怖い病気の危険が潜んでいるのですから無理もありません。

しかし、日本では米国と比べてその判断基準がかなり厳しいことが分かっています。米国の基準では平気なのに日本ではダメ…それってちょっとおかしいですよね。

また特に女性では更年期など年をとるに連れてコレステロール値が高くなる傾向にあり、一定の基準で判断することに疑問の声も多くあるようです。

実際は、脂質異常症と診断されても特に問題ない場合が多いそう。(もちろん他に何かの病気であったり、体質などで深刻な場合もあります)

そして処方される「コレステロールを下げる薬」の危険性も問題に。「コレステロールは高いほうがいい」とお話したので、その理由はもうお分かりですよね。

医者との関係もあるのでなかなか難しい問題なのですが、最終的に「自分を守れるのは自分だけ」です。偽りの情報に流されてしまって傷つくのも自分。

大事なのは、正しい理解を深めて、健康的な食生活を含めた生活習慣を心掛ける意識といえるでしょう。

まとめ

色々脱線してしまった感がありますが、脂質異常症とオメガ3に関することをまとめてみました。

「コレステロールは高いほうがいい」と知ったときは驚きましたが、だからと言って「それならたくさん摂ったほうがいい」という極端な考えは当然NG。

何事もほどほどに…が一番。リノール酸もほどほどに。

参考書籍「オリーブオイル、サラダ油は今すぐやめなさい!奥山治美」