MCTオイルの認知度ってどのくらいなのでしょうか?
話題になってからそれほど経っていない気もするので、詳しく知らない方も多いと思います。あなたはいかがですか?
今回は、NEWフェイスである「MCTオイル」と、昔ながらの「亜麻仁油」の違いについて見てみたいと思います。
MCTオイルと亜麻仁油の違い
調べてみると、「MCTオイルと亜麻仁油の違い」が気になっている方が多いようです。
前の記事「似て非なるもの!?ココナッツオイルとMCTオイルの違いとは?」では、ココナッツオイルとの違いを比較してみましたが、これはまだ分かるんです。
ココナッツオイル由来のMCTオイルもあるので、何だかごちゃごちゃになっちゃうのも無理はありません。
でも亜麻仁油は…
それこそ全く違う油ですよ(笑)
なので今回はその違いをしっかりと覚えていってください!
それぞれの違いは?
MCTオイルと亜麻仁油の違いを簡単に書いてみました↓
- 主な脂肪酸:中鎖脂肪酸
- 分類:飽和脂肪酸
- 原材料:ココナッツオイル、パーム油
- 加熱の可否:基本NG
- 香り・味:無味無臭
- 保存:常温保存OK。(開封後1~2ヶ月が目安)
- 主な脂肪酸:αリノレン酸
- 分類:多価不飽和脂肪酸(オメガ3)
- 原材料:亜麻の種子
- 加熱の可否:基本NG
- 香り・味:魚っぽい(ちょっと生臭い)
- 保存:冷蔵庫保存。(開封後1ヶ月以内が目安)
油の違いは、簡単に言えば「脂肪酸」の違いです。
えっと、そうですね。まずは↓の画像をご覧いただくと分かりやすいかと。
MCTオイルは飽和脂肪酸で、亜麻仁油は不飽和脂肪酸です。
その中でも、MCTオイルは(飽和脂肪酸)の中の「中鎖脂肪酸」がほぼ100%の油。(画像には書いていませんが)
亜麻仁油は(不飽和脂肪酸)の中の多価不飽和脂肪酸で、さらにその中のオメガ3に分けられます。
さらにさらに、亜麻仁油はオメガ3の中でもαリノレン酸が主成分の油となっています。(オメガ3は、αリノレン酸、DHA、EPAのこと)
…ね?全然違うでしょ?(笑)
どっちも加熱が微妙ということは共通していますがw(すなわち使い方は似ている。生のまま摂ったり、できた料理にかけたりとか)
構成している脂肪酸が違うので、もちろん期待できる効果なども変わってきます。
詳しいことはそれぞれのページをご覧いただければ↓
…いかがでしょうか?
「MCTオイル」と「亜麻仁油」の違いをお分かりいただけたでしょうか?
どっちを選ぶかはあなた次第
MCTオイルは「おすすめしたい人」を明確に打ち出している気がします。それは…
- ダイエットしたい人
- 年配の人
- 運動する人
このような方々です。
中鎖脂肪酸は体内に入ってからエネルギーになるのが早く「脂肪になりにくい」と言われているので、特にダイエッターさんに大人気。
また、年を取ると食べる量が減っていき「脳に必要な栄養」も不足がちに…。中鎖脂肪酸は効率よく「ケトン体」という脳を働かせる物質に変わることから、年配の人にもおすすめされています。
効率よくエネルギーになるので、日頃から運動する人にもいいと言われていますね。
なので、↑に当てはまる人には魅力的な油だと思います。でもそうじゃない場合は…?
私個人の考えとしては、圧倒的に不足していると言われるオメガ3系の「亜麻仁油」をおすすめしたいです。
どっちも摂る!
でも良いのですが(幸いMCTオイルはオメガ3と競合するオメガ6(リノール酸)は含まれていませんし…)
それだと「油の摂り過ぎ」になりませんかね?^^;
どっちも加熱NGで、用途も同じになりそうだし…。
油ってカロリーも高いし、元々たくさん摂るものではないので厳選しないといけません。
私にはMCTオイルが必要だ!
とビビッと感じたのであれば試してみるのもいいでしょう。
でもそうじゃないなら、オメガ3の「健康的な習慣」を崩してまで摂る油ではないかなと思います。
まとめ
MCTオイルと亜麻仁油の違いについて書いてみました。
結論は…
まったく違う油です!
ということに(笑)
私個人的には、それぞれの油の特徴を理解して納得のうえなら、どんな油を摂ってもいいと思っています。
ただ、それが本当にあなたにとって「必要な油」なのか?をよく考えてから試してみてほしいなぁと思います。