ナッツには油分が多いのでオイルも種類が豊富です。そのうちの1つが「マカダミアナッツオイル」。
マカダミアナッツ…と聞くと、瞬時にイメージしてしまうのがチョコレートのお菓子です。(あれ美味しいですよね(*´Д`)ハァハァ)
今回は「マカダミアナッツオイル」の、美容や食用として使う際の効能や、気になるデメリットな面についてまとめてみたいと思います。
よければぜひご覧になっていってください。
目次
マカダミアナッツオイルとは?
冒頭でも書きましたが、ハワイのお土産でも有名な「マカダミアナッツチョコレート」。
カリッとした食感とクリーミーさが私も大好きなのですが、あのナッツから搾った油が「マカダミアナッツオイル」です。
(英語圏ではマカデミアナッツオイルと言います。)
たんぱく質、ミネラル、ビタミンなどの栄養素をバランスよく含んでいることから、「健康」と「美容」に良いオイルとして特に女性に高い人気があります。
じつは、マカダミアナッツオイルは、ほかの植物油と比べて大きく違うポイントがあるんです。それが人気の理由の1つという。
それは何かというと…
パルミトレイン酸が多い珍しい植物油
マカダミアナッツオイルには、「パルミトレイン酸」という一価不飽和脂肪酸(オメガ7脂肪酸)が約20%も含まれています。
このパルミトレイン酸を一定量含んでいる植物油はほとんどないので、とっても珍しい、希少な油と言えると思います。
パルミトレイン酸はどういうものかというと、人間の皮脂に含まれていて、肌のうるおいやハリにとって大切な脂肪酸です。しかし、悲しいことに年齢とともに減っていってしまう性質が…。
なので、マカダミアナッツオイルから補給することで老化予防に効果が期待できるわけです。
ほかにもパルミトレイン酸には…
- 脳の血管に入って、血管を修復、強くする
- 悪玉コレステロールを減らす
- インスリンの働きに有効に作用する
このような体に嬉しい働きがあると言われています。
マカダミアナッツオイルに期待できる効能
先に書いた「パルミトレイン酸」によるもの、また約50~60%を占めるオレイン酸の働きによって、マカダミアナッツオイルにはさまざまな効能を期待することができます。
- 肌の老化対策
- 動脈硬化、高血圧、脳卒中の予防
- 糖尿病や肥満の予防
- 便秘解消効果
パルミトレイン酸にもオレイン酸にも「悪玉コレステロールを減らす」効果があるとされているので、生活習慣病予防に特にいいのかな~と。
トータル的に体をサポートしてくれる印象です。
美容で使うのが人気の理由
先に、パルミトレイン酸の美容効果についてチラッと触れましたが(肌のうるおいサポート)、じつはほかにも美容面で嬉しい特徴があるのがマカダミアナッツオイルなんです。
まず、浸透力の高さがピカイチ。皮脂に含まれているパルミトレイン酸(オレイン酸も)が豊富なだけあって、肌なじみもよくグングン吸収すると評判。
また、ベタつかないのもいいところで、美容オイルとしてスキンケア、髪のケア、クレンジング、マッサージと「これ一本」でどんな使い方もできてしまう万能さも魅力のようです。
※一応、美容に使う場合は「美容用(化粧用)」として販売されているもののほうがいいと思います。
もっとも食用として摂っても美容に効果的なので、両方でガッツリ使うか適度に使うかはあなたの自由です(笑)
食用マカダミアナッツオイルの使い方
食用のマカダミアナッツオイルの使い方についてです。
マカダミアナッツオイルは、酸化しやすい脂肪酸が少なく、酸化しにくい脂肪酸でほとんどを占めているオイルです。
なので、「酸化しにくく加熱に強い」のが特徴。
生のままはもちろん、加熱もOKの、非常に使い勝手のいいオイルとなります。
味は原料のマカダミアナッツと同じ、少し甘みがある美味しいオイルと評判なので、サラダドレッシングで味わうのもいいかも。
煙点が210℃と高いので、揚げ物にも使えます。
amazonで買えるおすすめ商品はこちら!
どんなマカダミアナッツオイルが売っているのか気になったので、通販サイトのamazonで調べてみました。
まず美容用のキャリアオイルがバーっと出てきたので「食用は無い!?」と思ったのですが、スクロールしていったら普通にありました(笑)
全部で5種類くらい見つかったのですが、その中で個人的に選んだおすすめを2つご紹介します。
Olivado(オリバード) マカダミアナッツオイル
お値段は250mlで1,890円。
マカダミアナッツの原産国であるオーストラリアで作られています。コールドプレスで搾っているので、栄養素も風味もそのまま。
無添加の良質なマカダミアナッツオイルをお求めのあなたに。
PODOR(ポドル)マカダミアナッツオイル
真っ黒ボトルが目印の高級オイルメーカー「ポドル社」のマカダミアナッツオイルです。そのお値段、91gで3,456円とかなりプレミアム。
これ1本で約1.6kgのマカダミアナッツが使われているというのだから驚き。
低温圧搾(コールドプレス)で、伝統的な製法で作られています。
マカダミアナッツオイルにデメリットはあるの?
特に「綺麗になりたい女性」にうってつけなオイルだな~という印象を持ったマカダミアナッツオイル。もちろん健康にもたくさんの良い効果が期待できます。
だからコレと言った「デメリット」って見つかりませんでした。
だって…見てください↓↓
- オレイン酸:50~60%
- パルミトレイン酸:20%
- 飽和脂肪酸:17%
- リノール酸:3%
- αリノレン酸:3%
サラダ油に多い「摂るのはやめましょう!」なリノール酸が約3%とかなり少ないんです。(数ある食用油の中でもダントツです!)
今の人たちはリノール酸の摂りすぎで、体の機能がちょっと狂ってしまっています。色んな病気、老化を早めてしまう大きな要因の1つが「リノール酸の摂りすぎ」であることが分かってきているんですね。
その点はすごく安心なマカダミアナッツオイル。
ただ…そこであえてデメリットを言わせてもらうとするなら、それは↑の脂肪酸組成でも分かるように「αリノレン酸」も少ないことでしょうね。
今度は「摂らなすぎ」なαリノレン酸が少ないことが気になってきます。この脂肪酸は含まれている食品がめっきりと少ないので、意識して摂らなければ普通に不足してしまうんです。
じゃあどうするか?個人的な提案ですが…
酸化しにくいマカダミアナッツオイルは加熱用として使って、αリノレン酸(オメガ3)を補う目的で、別に生のまま摂る「亜麻仁油」や「えごま油」を検討されてはどうかな、と思います。
※αリノレン酸は熱に弱いので基本は「生」推奨。
どんな場合もメリットデメリットがありますが、そこを上手く自分でバランスを整えていくのが大事かなと思います。
まとめ
マカダミアナッツオイルについてまとめてみました。
キャリアオイルが多いことからも「美容」に使っている人がすごく多いんだろうな~と思いますが、リノール酸の少なさ、そして熱安定性が良いことから食用のマカダミアナッツオイルも魅力的だなぁと。
αリノレン酸の“デメリット”はほかの油で補えばいいわけですし。
あなたも「こんな使い方がしたいかも?」と少しでも思われたら、ぜひ一度試してみてください^^