松の実オイルだけに許された「ピノレン酸」の驚きの効能とは?

もしかすると、おつまみナッツとしてのほうがあなたにとって身近かもしれません。でもじつはオイルも注目されているんです!

それは何かと言うと…松の実オイル!

亜麻仁油、えごま油、オリーブオイルほどの知名度はないけど「知っている人は知っている」驚きの効能を秘めたオイルなんです。

今回は「松の実オイル」について詳しくまとめてみました。

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松の実オイルとは?

松の実オイルは、そのままの通り松の実(種子)から搾られる油です。

松の実…と聞いてもいまいちピンとこないかもしれませんが、「松ぼっくり」と言ったら「あぁ!(・∀・)」と思っていただけるのではないでしょうか(笑)

松ぼっくりの、あの鱗みたいなものの中の1つ1つに(松笠と言うそうです)種子が入っていて、その中の胚乳からオイルは搾ります。

でも松の種子って調べたらびっくり!なんと種類が100種類以上もあるそうですよ。…でも食用にされるのは世界で20種類くらいだそうです。

因みに日本でよく見るのはクロマツ、アカマツですが、残念ながらこれらは種子が小さいので食用に適しません。

食用にされるのは、ヨーロッパやアメリカ産の種子がもっと大きなもの。チョウセンゴヨウやシベリア五葉松が主に使われるそうです。

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松の実オイルだけにしか含まれない「ピノレン酸」

松の実オイルは、中国では古くから薬膳料理や健康食材として。韓国では、血行促進、皮膚状態を良くするとして美肌作りのパートナーとして今でも親しまれているようですよ。

さて、そんな「体にいい」ことで愛されている松の実オイルですが、このオイルにおいて1番注目されているのが「ピノレン酸」です。

何と言っても「ピノレン酸」は、松の実オイルだけにしか含まれない脂肪酸なんです!

(※特にシベリア松の種子に一番多いそう)

植物油って今はどれだけあるんだ…ってくらい種類が多いですが、その中でも「松の実オイルだけ」ですよ?これって凄いことですよね!

しかもしかも。その効能も素晴らしく凄かったんです。

 ピノレン酸が生まれた話

ピノレン酸は、正式には「オクタデカトリエン酸」という難しい名前が付いた脂肪酸ですが、こちらはリノレン酸の一種になります。

αリノレン酸、γリノレン酸に続く新たなリノレン酸として注目されていて、松の英語のパイン(PINE)から「P-リノレン酸」―ピノレン酸と呼ばれるようになったそうな。

ピノレン酸の効能がすごかった!

松の実オイルには、ピノレン酸のほかにもビタミンEやビタミンB1などのビタミン類、マグネシウム、鉄、亜鉛などのミネラルも含まれていて栄養豊富です。

ただ、やっぱり期待できる効能のほとんどが「ピノレン酸」によるものが大きいです。

どのような効能が期待できるかというと…

体内の脂肪酸バランスを整える

これが凄いな~と思った1番のポイント。

なんでもピノレン酸は、現代人が摂りすぎている「リノール酸」の代謝を抑制する作用があるとのこと。

摂りすぎたリノール酸は、最終的に炎症を起こす物質に変わって、それが現代人がかかる病気の大きな原因だと考えられています。

その“炎症を起こす物質に変わるのに必要な酵素”の働きを抑えてくれるのだとか。

脂肪酸バランスを整えるには、リノール酸の摂取量を減らすしかないと思っていましたが、こんな作用を持つ脂肪酸があるなんて本当に驚きです。

ダイエット効果

ピノレン酸には、食欲を抑えるホルモン「CCK(コレシストキニン)」の分泌を促す作用があるとされています。

特に、「ついつい自分は食べ過ぎてしまう…」という自覚のある方や、ダイエッターさんに嬉しい効果と言えそう。

ダイエットを目的とするなら、食前に摂ると効果的です。

鎮痛、解熱、抗炎症作用

病院にかかるほどじゃないけど、何となく頭が痛い、関節が痛い、生理痛が辛い…というときにもピノレン酸は効果を発揮。

上記の症状を薬で抑えようとすると副作用が心配されるものですが、油脂研究で有名な鹿山光農学博士によると、「ピノレン酸ではアスピリンのような副作用の心配がいらない」とのこと。

もちろん症状が重い場合は病院にかかったほうがいいですが、もともとそういう体質で症状が軽めであれば、松の実オイルを摂って様子を見てもいいのかなと思います。

血流促進効果

ピノレン酸は、赤血球をやわらかくすることで血流促進効果が期待できます。

血液の流れがよくなると、酸素も栄養素もスムーズに体中に届けられるので、体の健康がグンと底上げされます。

血液ドロドロ対策と合わせるとさらに効果的。

アトピーやアレルギー性の皮膚疾患の緩和

アトピー性皮膚炎、主婦湿疹など、当人にとっては辛い痒みの症状。

驚くことに、松の実オイルを患部にすり込むと、症状が緩和したという報告が。

これは先に書いた「リノール酸」の代謝を抑えた結果と考えられます。リノール酸の摂りすぎは皮膚上にも炎症を起こすので、リノール酸の害を抑えることがアレルギー予防につながります。

 

ほかにも悪玉コレステロールを減らしたり、ピロリ菌の殺菌にいいのではないか、ということが言われています。

第3のリノレン酸…ピノレン酸。侮れません!!

松の実オイルは通販サイトで買える

ピノレン酸の効果を見て「松の実オイルを使ってみたい!」と思っても、とても希少な油なので普通のお店にはおそらく置いていないと思います。

なので、購入するなら通販になるかと。そこでamazonで調べてみたところ、2つの食用「松の実オイル」を発見!

早速ご紹介したいと思います。

シベリア産 松の実オイル

ロシア語(…かな?多分)で、メーカー名がよく分からなかったのですが、コールドプレスで安全性の高そうな松の実オイルです。

シベリアのアルタイ山脈の松の実を100%使用とのこと。ピノレン酸が1番多いシベリアの松の実です!

お値段は100mlで1,800円ほど。やはり希少なので安くはありませんが、このくらいならまだ手が出せるかな?という感じ。

PODOR パインナッツオイル(松の実油)

高品質なオイルを多数販売しているPODOR(ポドル)からも出ていました。

松の実オイルは別名「パインナッツオイル(パインシードオイル)」とも言います。(何だかパイナップルから搾ったみたい・笑)

ただ、こちらamazonにあったのはパキスタン産。楽天を見るとオーストリア産のものもあって「あれ?」とちょっぴり困惑。

オーストリア産のものにはパッケージに「コールドプレス」の表記があるのですが、パキスタン産のほうはよく分からず。

大手オイルメーカーなのでどちらも安心度は高いと思いますが、気になるならオーストリア産を選んだほうがいいかもしれませんね。

酸化はしやすいので非加熱推奨

松の実オイルは酸化しやすいオイルなので、加熱調理には向いていません。ドレッシングにしたり、料理の仕上げにかけるという使い方がよさそうです。

香りがとても良いそうなので、なおさら生のまま、その風味を楽しむのが賢い使い方と言えるかも。

1日小さじ1程度を目安に、ダイエット効果を望むなら食前に摂るのもありです。

手放しでおすすめできない理由…

正直、松の実オイルについて調べていて「ピノレン酸」の効果には驚きました。中でも「ほぉー」と思ったのが、やはりこれ。

余分なリノール酸の代謝を調整してくれる、という点です。

リノール酸の摂りすぎが現代のさまざまな病気を引き起こす要因となっているなら、上記のピノレン酸の効果を見逃すわけにはいきませんよね。

でも…ちょっと待ってください。

ピノレン酸だけに注目すれば「みんな摂ったほうがいいよ\(^o^)/」と手放しでおすすめしたいところですが…

 松の実オイルの脂肪酸組成

  • ピノレン酸:15%
  • リノール酸:45%
  • オレイン酸:27%
  • 飽和脂肪酸:7%

そう、リノール酸が約45%と全体のほぼ半分の割合で含まれていたんです。

これは…どうなんでしょう?

上記のリノール酸調整~の効果はすごいですが、松の実オイル自体にもリノール酸がかなりの量含まれているので、正直メリットはプラマイゼロのような印象に。。

ほかの効能で「これは!」と思うものがあるなら試してみる価値はありそうですが、そうでないなら、あえてリノール酸が多い松の実オイルを摂る必要は無いような気もします^^;

あなたが望むものと照らし合わせて、体の脂質の傾向を決める油は慎重に選ぶようにしてくださいね。

まとめ

ほかの油にはない効能が多くて、松の実オイルを調べていてとても新鮮な気持ちになりました。

油って奥が深いなぁ~って、改めて実感。

やはりリノール酸優勢な油が多いわけですが、それでもピノレン酸のような脂肪酸がほとんどを占める…そんな油も世の中にはあるかもしれない。そんな期待もふくらみました^^

上手に取捨選択して、自分にぴったりの油を見つけていきましょう。

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