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その油は安全なの?

トースト派のあなたに読んで欲しい!身近な「バター」についてのまとめ

毎朝トーストを食べているご家庭では、冷蔵庫に「バター」が常備されている場合が多いでしょう。もちろん独特の芳醇な風味や味わいを持つバターは毎日の料理やお菓子作りにも大活躍。

今回はバターについてまとめてみました。日頃から馴染みのあるあなたも、ここ数年食べていない…というあなたも今一度バターについての知識を深めてみませんか?

バターは乳製品?それとも油?種類や使い分けについて

バターは牛乳からクリームを分離させ、それを固めた乳製品です。

ただチーズやヨーグルトも同じ乳製品ですが、バターだけは他にも「油」としての一面があります。普段使う油の代わりに問題なく使うことができますからね。

バターは主に有塩、無塩、発酵、無発酵と4つのタイプに分けられます。(正しくは有塩の発酵、無発酵バター、無塩の発酵、無発酵バターの4種類)

しかしながら現在日本での発酵バターの取り扱いはほぼ無いそう。(でも発酵バターは美味しいらしい…!)

有塩バターと無塩バターの使い分けですが、これは完全に「個々の好み」になりそうです。

トーストに塗るにしても無塩派の方、有塩派の方それぞれいらっしゃいます。

ただ、正確な分量計算が求められるお菓子作りや、塩分量をしっかり把握したい場合には無塩タイプが、料理に使う場合には有塩タイプを使う方が多い印象。

ともあれバター好きさんには独自のこだわりを持つ方が多いようなので、活用法は真に人それぞれのようです。

バターのいいところ色々。実は栄養価が高かった!

バターと言うと、「高カロリーで健康に悪そう…」と思われる方が大半ではないでしょうか。たしかにバターはその80%が脂肪でできている、いわば脂肪の塊。当然カロリーは高いです。(100gで763kcal)

しかし、だから「植物油のほうが安心」とか「なるべく摂らないようにしないと…」と思うのは早計。

植物油だってバターと同等、場合によってはそれ以上に危険なものですし、逆に必要以上に摂取を控えるほどバターは危険なものではありません。

悪いイメージが先行している動物性脂肪のバターですが、実は栄養価が非常に高いのです!

肌や粘膜、目の健康維持に欠かせないうえ抵抗力アップにも効果的なビタミンAは牛乳の約13倍。カルシウムの吸収に必要なビタミンD、高い抗酸化力を発揮するビタミンEも豊富に含まれています。

さらにカリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄分、亜鉛、ナトリウムなどのミネラル類も種類豊富にたっぷりと。

そしてバターは油の中でも消化吸収の良さがトップクラス。どのくらいかと言うと…その吸収率、驚きの約99%!消化器官の働きが弱っている人にもおすすめの油と言えますね。

バターは体に良くも悪くもない?

上記のように、バターには栄養価の高さを含めていいところがたくさんあります。

しかし、コレステロールを多く含んでいるのは事実なので摂り過ぎは禁物。これはどんな油にも言えることですけどね。

因みにバター100gに含まれるコレステロールは約210mg。

日本人の1日のコレステロール摂取目安量は男性で750mg、女性で600mgと言われているので、よほど極端な食べ方をしなければ、バターが原因で基準を超えることは無いでしょう。

「バターは体に良いか?悪いか?」については、昔から議論されてきたことだと思うのですが、実のところ「未だ明確な答えは出ていない」というのが実情のようです。

というのも、専門家の間でも「バターは体に有害でもなければ有用でもない」となかなか曖昧なことを言われているようなんですね^^;

体が健康状態の人で特に気になる疾患が無ければ、バターの飽和脂肪酸が原因で糖尿病や肥満、心臓系の疾患を促進することは無いという報告もあります。

油に限らず私たちの体に入る全ての食材は、偏った摂り方をすれば何かしらの悪い影響が出るのは火を見るより明らか。

バターも、毎日1箱平らげる…などよほど異常な摂り方をしなければ、美味しくて健康的な食材と言うことができるのではないでしょうか。

ラードとヘットとどこが違う?バターの脂肪酸組成

毎度お決まり(?)ここでバターの脂肪酸組成について見ていきましょう。

バターの脂肪酸組成
  • 飽和脂肪酸:60%以上
  • オレイン酸:約26%
  • リノール酸:3%

バターには60%以上もの飽和脂肪酸が含まれており、その中には牛乳、チーズなどの乳製品に多く含まれる「酪酸」も含まれています。酪酸は粘膜の保護や、小腸の働きのサポート、脂肪を分解する作用が期待されている実は隠れた貴重な脂肪酸。

次いで多いのが一価不飽和脂肪酸であるオレイン酸が約26%、多価不飽和脂肪酸(リノール酸等)が3%程度…となっています。

同じ動物性脂肪のラードやヘットよりも飽和脂肪酸が多く、オレイン酸は少ない、リノール酸はヘットと同じくらい…という結果になりました。

飽和脂肪酸が多いので、酸化安定性が高く加熱しても大丈夫なところ、リノール酸が極めて少ないのがバターの魅力の1つとなります。

多くの人を虜にするバターの魅力

バターに対する思いや考えは人それぞれあるでしょうが、1つ確実に言えることは「バターには多くの人を虜にする魅力がある」ということです。

やはりその要因はバターにしか出せないコクや風味が大きく関わっているのは間違いありません。

例えば熱々のご飯にバターと醤油をかけただけの「バターご飯」。

1分もかからずできるのにその完成度の何と高いことか…!このバターご飯は、毎年新たな中毒者が発生中。食べ過ぎはよくありませんが、一度は試してみて欲しい、そんな一品。

そしてちょっと前に話題になったのが、バターを1本丸々油で揚げた「揚げバター」!油on油という色々な意味で恐ろしいアメリカンフードですが、こんな奇抜なアイディアが生まれるのもバターが愛されているゆえですよね。

普通の油は無味無臭のものが多く、風味があっても受け付けない系統のものが多いです。

そんな中、バターのまろやかで深みのある味わいは油の中でも特別な存在。食の楽しみを大きく広げてくれた油と言っても過言では無さそうです。

まとめ

今回は身近な「バター」についてまとめてみましたがいかがでしたでしょうか。

少しでも勉強になった、と思っていただけていたら幸いです。いいところ、悪いところをしっかり理解して、油とは上手に付き合っていきたいものですね。