油ってたくさんの種類があるのも驚きですけど、その値段があまりにも違うことにビックリしてしまうことってありませんか?
このご時世、安いものに越したことはない!という気持ちは痛いほど分かります。だってみんなカツカツの中で頑張ってるんですもの(`;ω;´)
しかし…やはり現実は厳しいもの。安かろう悪かろうとはよく言ったものです。
油の値段がこんなに違うのはどうして?
今はいろんな種類の油がありますが、1番身近な油といえば「サラダ油」です。
そしてダントツに安いのもサラダ油。だから人気だし、日本中の多くの家庭で使われているのも納得です。
しかし、安いサラダ油とはいえ、その中でも値段には大きな違いがあります。安いものでいえば「1リットル200~300円」くらいで買えるものもあれば、その何倍もするものもあったり。
他にも、値段がピンきりのものが多いのがオリーブオイルです。
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市販されているオリーブオイルにも種類があって、ピュアオリーブオイル、エクストラヴァージンオリーブオイルなど色々とありますが、やはりお高いのはエクストラヴァージンオリーブオイル!
しかしこのエクストラヴァージンオリーブオイルでも気軽に買えるお値段のものと、ちょっと無理だな…と躊躇してしまうくらい値が張るものがあります。
一体その違いは何なんだ!?
って思ってしまいますよね。だって同じものなのに…
油の「安い理由」が怖かった
ずばり、油を安く販売できる理由は、
製造にそれほどコストがかかっていないから
です。言わずもがな品質もそれなりということになります。
やはりどんな商品でも手間ひまかけて作られているものは値段が高くなってしまいます。そうしないと赤字になって経営が立ち行かなくなってしまいますからね。
安い油は総じて化学的な方法で大量生産されているのが現実です。
安い油ができるまでの道のり
値段の安い油ができるまでには、どんな道のりを辿るのでしょうか?順番に見てみましょう。
原料の収穫
まず「原料の収穫」というはじめの工程から違っている場合も多いです。高いものはなるべく傷まないように丁寧に手摘みで収穫されますが、安いものは機械で一気に刈り取られたりします。
抽出作業
そして、そうして大量に収穫された原料から、ヘキサンという石油成分である溶剤を使って油を一気に抽出します。(←大量に素早く搾れて効率がいい)
精製する
その後は脱色、脱臭など高温での加熱処理を含めたさまざまな精製過程を経て、スーパーに並ぶ安い油ができあがる、と。このようになっています。
値段が高い油はここが違う!
お値段が高い油は、昔ながらの方法で丁寧に圧搾されており、栄養素が壊れないようになるべく低温での処理を心がけて作られています。時間も人手もかかるので当然お値段は高めということになります。
…いかがでしょうか?
世の中の油の値段がピンきりの理由、知ってしまうと恐ろしいですよね…
化学成分を使い高温加熱という工程を経て作られた安い油は、見た目こそ綺麗なものの、その中には栄養成分などほとんど残っていないばかりか、体に悪い影響を与える「毒」が生成されています。
お財布には痛いですが、健康のためにはあまりに安い油は摂らないほうが身のためです。
安心できる価格帯は…
メーカーや原料によってもさまざまなので一概には言えませんが、「1cc=5~10円」程度を目安にするといいようです。
一度限りのものや日常的にそれほど使用頻度の高くないものなら少々目をつむれるものの、普段使いの油を高級なものにする、というのはなかなか厳しいですよね。
しかし!
毎日使うもの、体の中に入るものだからこそその品質にはこだわるべき、という見方もできます。
健康のためには他のものをグッと我慢するくらいの気持ちで、なるべく安心の油を選んでいただきたいなぁと思います。
まとめ
油の値段がピンキリの理由について書いてみましたが、いかがでしたか?
中には例外もありますが、やはりこの世のほとんどの商品は「価格=品質」といっていいと思います。
(ただ悲しいことに、高くてもダメなもはあっても安くていいものはない;)
安いと嬉しいですが、「油は健康にダイレクトに影響するものだ」という認識で、適正な価格のものを選ぶようにしましょう。