あなたは「ギー」という油があるのをご存知ですか?私もとあるブログでその存在を知り最近知った口ですが、調べていく内に…色々とびっくりする事実が判明。
ギーは驚くほど万能なオイルだったんです。日本ではまだあまり知られていませんが、これは近々メディアで紹介される日も近いんじゃ…と予感せずにいられません。
今回はそんなギーについてまとめてみました。
目次
ギーって何?厳選した4つの特徴をご紹介!
ギーはスーパー等にも置いていないので、日本では知らない人のほうが多そうですが、ギー発祥のインドや南アジアのほうでは古くから作られてきた「由緒正しい油」です。東洋医学の1つであるアーユルヴェーダにも欠かせないものだそう。
ギーは何から作られるかというと、「バター」です。無塩のもの限定。
詳しくは、「無塩バターから水分やたんぱく質などの不純物を取り除いて残った純粋な脂肪分」がギーとなります。
バター特有の風味は残しつつも、悪玉コレステロールなど体によくない成分やカゼインなど人によってはアレルギーを起こす成分を含まないのでバターよりも健康に良いとされています。
個人的なイメージとしては“バターの上位互換”という感じでしょうか。
しかしながら、「なんだ…じゃあバターと似たようなものなんだ」と一応の答えが分かり、開いたページを今にも閉じようとしている心境のあなたへ。ちょっと待ってください。
たしかに私も当初「ギーって一体何?」と興味津々だったものですから、バターから作られると聞いて少し拍子抜けしたのは事実です。
しかし調べていく内にギーが万能オイルと言われる所以や、ある界隈で絶大な人気を誇る理由が分かってきました。
全ては書ききれませんので、ここではギーの特徴を4つに搾ってご紹介します!
1、体に嬉しい効果がいっぱい!
ギーには体を健康に導いてくれる嬉しい作用が多く期待できます。
腸内を潤して便通をサポート、脂肪燃焼に効果的な成分を多く含むのでスムーズなダイエットの実現を、デトックス効果や滋養強壮にも良いらしいです。
ビタミンAやビタミンEなどの栄養素も豊富。
2、マッサージやスキンケアに人気
ギーはマッサージやスキンケアなどにも使え、美容効果を求める女性に大人気。
酸化しにくく天然由来のものからできているので、敏感肌の方や市販品の添加物が気になる人でも安心して使用できます。
しっとりとした健やかな肌を目指すあなたへ。髪の潤いケアにも効果を発揮。
3、安心して使える加熱向きのオイル
優れた作用や栄養素がある油は、総じて加熱できない使い勝手の悪さが目立ちます。不飽和脂肪酸が多い油の場合、例え加熱OKでもやっぱり心配…という方も多いでしょう。
そんなあなたには安心して加熱できるギーがおすすめ。飽和脂肪酸は酸化安定性が高いので加熱調理に向いています。
4、酸化しにくいから長期保存OK!
ギーの大きな魅力は酸化しにくく長期間の保存がOKなところ。不純物を取り去っているので元のバターよりもずっと長持ちなんです。
その証拠に、本場では100年物のギーが重宝されてるそうな…。
とはいえ安心して食べきるなら常温で3ヶ月~半年くらいが目安。冷蔵庫ならさらに長持ちします!
ギーが欲しい場合はどうすればいいの?
ギーは普通のスーパー等では売っていないので(多分…)手に入れるには「通販」か「手作り」をする必要があります。
amazonや楽天で通販可能ですが…見ると分かるように結構高いんですよね…^^;(因みに日本で買えるものはそのほとんどが輸入品です)
そこで多くの方がやられているのが手作り。
実はギーは比較的簡単に家庭で手作りすることができるんです。必要な材料は「無塩バター」だけ。(本場インドのほうでは牛乳やヤギの乳から作っていて、それが本来の手順ですが、家庭で作るならバターがお手軽)
↑で見たように、買うと結構高いので(バターより高い)手作りしたほうが安く作れるので興味のある方は挑戦されてみるといいかも。
「ギーの作り方」はクックパッドなんかでもたくさん見つかるので、(手順は大体同じです)探してみてくださいね。
加熱用の油は「ギー」だけでOK!?
いつものようにギーの脂肪酸組成を知りたかったのですが、こちらは残念ながらヒットせず…。しかし元はバターからできているのでバターに似た脂肪酸組成のはずですよね。
つまり主成分は酸化に強い飽和脂肪酸で、次いで多いのが一価不飽和脂肪酸のオレイン酸ということ。酸化に弱い多価不飽和脂肪酸(リノール酸やαリノレン酸)は少ないのでやはり加熱にはうってつけです。
そしてリノール酸の少なさからサラダ油なんかよりもずっと安心度は高め。さらにはバターよりも安心して食べられるので、普段バターをよく使う方はバターの代わりにギーを使うとより健康的になる可能性大。
むしろバターの代わりと言わず、加熱用の油は「ギー1本」にしてしまってもいいかもしれません。
とはいえ忘れてはならないのがオメガ3の補給。生で亜麻仁油やえごま油を摂ったり、チアシードや魚を食べたり、サプリを利用したりと、不足しがちな脂肪酸もしっかり補うようにしましょう。
まとめ
いかがでしょうか?あなたもギーに興味が出てきたのではありませんか?
百聞は一見にしかず、もし興味があるなら一度試してみるとその良さがよく分かるかもしれませんね。私も早速取り入れてみたいと思います。