チアシードやタイガーナッツなど、ほかのものより栄養価の高い“スーパーフード”から搾られるオイルも最近ではよく見かけるようになりました。
そして今回ご紹介する「ブラッククミンシードオイル」もその内の1つ。
…と言いますか、栄養素も効能も凄すぎてスーパーフードよりも格上?「ミラクルフード」なんて言われてしまっているくらいです(゚д゚)!
でも個人的には気になることもあって。。
良いところも悪いところも含めた「ブラッククミンシードオイル」について知りたいあなたは、よければチェックしていってください。
目次
ブラッククミンシードオイルとは?
ところであなたは「ブラッククミンシードオイル」って知っていましたか?もちろん私は初耳でした(笑)
(もう何でもかんでも油にできそうな気がするw)
調べてみたところ、ブラッククミンシードオイルは、アジアが原産のキンポウゲ科のブラッククミン(ニゲラ)の種子から搾られる油のようです。
昔から健康や美容に用いられていて、人々の間では「万能オイル」として愛用されていたようですよ。
ブラッククミンシードオイルがほかの食用油と決定的に違う点は、ずばりその風味!
香辛料にも使われるピリッとした辛味が特徴です。ほかに似たような風味の油といえばマスタードオイルくらいしか無いんじゃないでしょうかね?
単体で摂ると気になってしまいそうなので、ほかの食べ物と一緒にするのがよさそう。
因みにスパイスの「クミン」とは別物です。ややこしいですが、植物の種類が違うみたいです。
それから冒頭でも書きました、ミラクルフードとまで呼ばれる所以。
なんとなんと!ブラッククミンシードオイルには100以上もの有効成分が含まれていると言うじゃありませんか!(只今研究中)
ミネラルも30種類以上とのことで…素直にすごいΣ(゚Д゚)
人は健康や美容のために色々なサプリメントを摂りますが、↑を聞いたら、なんだかコレ(ブラッククミンシードオイル)だけでも良さそうな気がしてきちゃいますね(笑)
100以上の有効成分だもの。その効能も凄かった!
「100以上の有効成分含有」のインパクトが凄すぎるブラッククミンシードオイル。
とはいっても100個全ての成分の詳細は分からず…。(仮に分かってもとても把握できないけどw)
そうですね、分かった範囲ですと…
カルシウム、カリウム、マグネシウム、リン、セレン、鉄、銅、亜鉛などのミネラル類、ビタミンA、ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンE、ナイアシン、葉酸などのビタミン類、酵素、15種類のアミノ酸(必須アミノ酸含む)、ニゲロン、チモキノン
などの栄養素がギュギュッと詰まっています。
…それにしても、ん?何やら最後らへんに聞き慣れない成分名がありますね。
どちらもモンスターのようなちょっと面白い名前をしていますが(笑)侮ることなかれ。ニゲロンには抗酸化作用があるとされていますし、それに特に注目なのがチモキノン!
チモキノンは、ブラッククミンシードオイル(ブラッククミンの種子)だけの特別な有効成分。
Wikipediaによると「肝臓保護作用、抗炎症作用、抗酸化作用、抗がん作用」などさまざまな効果が期待されているのだとか。
以上のことから「ブラッククミンシードオイル」には
- 喘息や花粉症などのアレルギー症状の改善
- 免疫機能をコントロール
- 胃腸を元気にする
- 血糖値や血中コレステロールの低下作用
- 真菌症、カンジダ症、風邪などのウィルス性の症状を予防
- 皮膚の再生力を高めて傷やニキビの治りをよくする
- 肌の炎症を鎮めてコンディションを整える
- アルツハイマー病や認知症の予防
といった、数え切れないほどの効能があるとされています。
それを証拠付ける1つの出来事として、イスラム教の預言者モハメッドが「死以外の全ての病気を治す」と豪語したことがあげられます。
実際はそんなに単純ではないかもしれませんが(笑)でも、それくらいのパワーを感じ取っていたというのは本当のこと。純粋に凄いなと思います。
管理人のおすすめ度はまさかの…?
ここまでご覧いただけたら、ブラッククミンシードオイルがいかに凄いものであるかがお分かりいただけたと思います。
正直私も色々とびっくりしました。
スーパーフードよりも凄いミラクルフード。100以上の有効成分。いくつあるか分からない効果効能。
これは「試さないともうダメでしょ!」レベルに思えてきますよね。
しかし、私のおすすめ度はまさかの「低」…。
何言っとんじゃ、この天邪鬼めがぁ(´゚д゚`)!!
とほっぺたを叩かれそうですが、これには理由があるのです。
- αリノレン酸:20%
- リノール酸:50~60%
- ほか(飽和脂肪酸、パルミトレイン酸、オレイン酸など)
その脂肪酸組成を見てみると、ブラッククミンシードオイルは紛れもなく「オメガ6系のリノール酸過多」な油であることが分かります。
今「サラダ油がよくない」と言われているのには、安価なものは原料から製法から危険なものが多いということ以外にも、じつは「リノール酸が多い」ことも大きな理由の1つになっています。
リノール酸は摂りすぎると、炎症を起こさせて血液をドロドロにし、がん、動脈硬化、アレルギー、認知症などなど…さまざまな病気にかかりやすい体に変えてしまいます。
そんなリノール酸の働きに対抗してくれるのがαリノレン酸なのですが…おっと、ブラッククミンシードオイルには約20%も含まれていますね。
じつはこれはとっても珍しいことで、αリノレン酸を含む植物油って本当に少ないんです。
なので、この点は大きく評価したいところ…ではありますが、やはり先に書いたリノール酸が多すぎるので、その良さは半減してしまっています(-_-;)
普段の食事からリノール酸を徹底的に無くすことができるならいいけど、それはかなり難しいことなので、このおすすめ度となってしまったワケです。。
良い情報だけで決めるのではなくて、↑のネガティブな事実も頭の片隅に入れておいていただけたらと思います。
amazonでブラッククミンシードオイルを調べてみた
あまり知られていないブラッククミンシードオイルですが、通販はできるのか?と気になったのでamazonで調べてみました。
すると…ありました!3~4種類ほど取り扱いがあることを確認。
ここではレビュー投稿がされている、2つの商品を紹介したいと思います。
NSOils 有機食用ブラッククミンシードオイル
イスラエル産のブラッククミンシードオイル。
お値段は100mlで2,000円ほど。やはりそれほど普及していないせいか値が張りますね^^;
オーガニック(有機JAS認定)、無添加、コールドプレス製法…と食用油の安心基準をしっかり満たしています。
Oleav ブラッククミンシードオイル
チュニジア産のブラッククミンシードオイル。
価格は120mlで2,359円。やはりお高いですが、無農薬、無肥料で育てた自然栽培の原料を、コールドプレスで丁寧に搾ったバージンオイル。
値段に見合った品質なのだと思います。
サプリもありました
amazonを見ていたら、ブラッククミンシードオイルのサプリメントもありました。
無添加無調整。コールドプレス製法で抽出されたもののようですが、オーガニック原料かは分かりません…。
オイルを摂るのが苦手ならサプリを試してみてもいいかも?
ブラッククミンシードオイルの飲み方(使い方)について
商品の中には「加熱に使える」と書かれているものもありますが、調べたところ、できれば「生のまま」摂るのがいいみたいです。
こういうケースって迷ってしまいますが、でも、リノール酸、αリノレン酸という酸化しやすい多価不飽和脂肪酸がメインであることを考えると、やはり酸化には弱いと考えられるので、個人的にも「生推奨」です。
その際は、定番ですが、サラダのドレッシングや、スープやカレーにかけて使っても。
そのまま飲む方もいますが、先述したように、少し風味に刺激があるので、何かに混ぜて(かけて)摂るのが無難かなと思います。
因みに1日の摂取目安量は小さじ2程度です。朝晩などで小分けにして摂ることをおすすめします。
まとめ
ブラッククミンシードオイルの良いところ、悪いところ(というか気になるところ?)を詳しくまとめてみました。
個人的にはその効能にとても驚いたのですが、やはりネックとなるのが「リノール酸」の部分です(;´Д`)
でもαリノレン酸も含まれるので、別にαリノレン酸が多い油で不足分を補うようにすればいいのかも?と思ったり。
何にせよ「有効成分100以上」の魅力は大きい!(しつこい・笑)
良いところだけを上手く受け取れるような工夫をしていきたいですね。