最近「トリュフ塩」が話題になっていると知りました。「おぉ、あの高級食材のトリュフか~」と思ったら、なんと「トリュフオイル」なるものもあるとのこと!
一体どんなオイルなんでしょう…気になってしょうがなくなったので調べてみることにしました。
このページでは、謎に包まれたトリュフオイルの秘密に迫ります!
目次
トリュフオイルとは?
トリュフオイルと聞いて真っ先に思ったのは、「トリュフから搾った油…?」でした。でもトリュフってカラカラに乾燥しているイメージ。油なんて搾れるの?と思ったら…
トリュフオイルとは、トリュフの香りを付けたオリーブオイル
のことでした。
漬け込んで、トリュフの独特の芳香をオイルに移しているものだそうです。(香料使用のものもあり)
何と言っても「三大珍味」の1つとも称されるトリュフは、一般人は迂闊に手を出せないような高級品。
もしかしたら一生口にすることは無いかも…。でも香りを移しただけのオイルならリーズナブルなので、買えないこともありません。
そう、トリュフオイルとは、私のような一般人でもトリュフの風味を気軽に楽しめるように作られた商品だったんです(・∀・)
普通の料理にかけるだけで、レベルが1ランクアップしてプロ仕様になる…そんな魔法のようなオイルが「トリュフオイル」なんですね。
そもそもトリュフって何?
トリュフのことがよく知らないというあなたへ。
トリュフは、先にも書いたように、キャビア、フォアグラと肩を並べて「三大珍味」の1つに数えられる食材です。
地下に生える性質を持った塊状のきのこで、写真を見ると分かりますが、しいたけやしめじなどのきのこと比べても全然ちがう見た目をしています。
トリュフには、広く普及している黒トリュフと、希少であまりお目にかかれない白トリュフがあります。
トリュフに栄養ってあるの?
ところであなたも気になりませんか?トリュフの栄養価について。
これだけ「値段が高い!」「高級品だ!」と騒がれているのですから、きっとトリュフにしか無い何か特別な栄養成分があるに違いない…
そう思ってしまいますよね。
でも実際はそんなことはないそうです(笑)
調べたところ、トリュフは「香りをいただくもの」だそうですよ。なので栄養面では特筆すべき点は無いようです。
ただトリュフはきのこなので、一般的にきのこ類に含まれる食物繊維やビタミンD、消化酵素のジアスターゼなどは含まれています。
あと、詳しくは分からなかったのですが、最近では「細胞を活性化させてターンオーバーをうながす美肌成分」が含まれるとかなんとか…。そんな情報もあります。
まぁ、とはいえ。
トリュフの栄養はおまけみたいなものかもしれません(;・∀・)あくまでもメインは「香り」ですからね。
白と黒のトリュフ(オイル)の4つの違い
↑でチラッと書きましたが、トリュフには黒トリュフと白トリュフがあります。
この両者には4つの違いがあるようです。1つずつご説明します。
産地
トリュフの産地って結構色々あるようです。黒トリュフはほとんどがフランス産ですが、最近は中国産のものもあるようですね。
白トリュフはイタリア産が多いそうです。
採れる量(値段)
白トリュフのほうが高級?と言われている理由はここにあります。じつは、黒トリュフに比べて白トリュフは採れる量が少ないんです。
黒トリュフはさまざまな地方で採れることに加えて、人工栽培が成功している品種もあるのに対し、白トリュフは産地が限られるうえ、人工栽培も難しい…ときています。
さらに採れる時期にもちがいあり。黒トリュフは品種によって夏でも冬でも収穫できるのですが、白トリュフは10~12月といったごく限られた時期に限定されてしまいます。
以上のようなことから、白トリュフのほうがダンゼン希少価値が高いんですね。
なので、自ずと値段もちがってきます。白トリュフは黒トリュフの3~5倍の値段がするそうです。
調理方法
黒トリュフは加熱で香りがより引き立つので、加熱して使われることが多いのに対して、白トリュフは生のまま使うことが基本となっています。
香り
トリュフはもともと芳しい香りが特徴の食材ですが、白と黒ではその香りの強さと種類がちょっとちがうようです。
より香りが強いのは白トリュフのほうで、何とも官能的な香りがするそう。(媚薬に使われていたほど)
黒トリュフは、湿った土、森、マッシュルームのような…と例えられていました。…どんなだろう?(自然っぽい感じかな)
以上、黒と白のトリュフの違いを書いてみましたが、それを加工したオイルの違いも当然上記の点が当てはまります。
まぁ一番重要視されるのはやっぱり「香り」ですね。白トリュフのほうが香りが強いので、香りをより楽しみたいなら白トリュフオイルがおすすめされています。
トリュフオイルの使い方と注意点3つ
ちょっと奮発してトリュフオイルを買っちゃった!
という場合。事前に知っておかないと後悔する「使い方と注意点」のポイントについてご紹介します。
基本は生で摂る
香りを楽しむトリュフオイル。加熱すると、その大事な風味が飛んでしまうので、基本は「生」で使うことが推奨されています。
白トリュフオイルは絶対生推し。
黒トリュフは加熱すると香りが増すとも言われていますが、やっぱり“し過ぎ”はよくないそうなので、熱い料理に使う場合でも最後の仕上げに垂らす程度がいいようです。
早めに使い切る
ひとたび封を開けてしまうと、せっかくのトリュフの香りがどんどん薄まっていってしまいます。
香りが肝なのに、それが無くなったら買った意味がありませんよね^^;
ですので、開封後はなるべく早めに使い切るようにしましょう。消費量が把握できないはじめのうちは、小さいサイズのものを選んだほうがいいかもしれません。
量はちょぴっとだけ
トリュフオイルは少量使うのが鉄則みたいですね。使ったとしても数滴ほど。
それだけでも十分トリュフの香りを楽しむことができるようです。
かけすぎるとどぎつくなって、かえって食欲を削ぐことになるので注意してください。
トリュフオイルのおすすめレシピ?
ネットで検索すると、トリュフオイルを使ったおすすめレシピがたくさん紹介されています。
ただ、そのほとんどは「普通の料理+トリュフオイル」の形。風味を良くするためにちょこっとかける…が基本のようなので、ぶっちゃけどんな料理に使ってもいいのです。
よく言われているのが、パスタ、サラダ、冷奴、卵料理との相性が良いこと。
卵かけご飯に1~2滴垂らしたらデラ美味いと評判です(笑)
「意外だけど…合う!」という自分だけのおすすめの組み合わせを見つけるのも楽しいかもしれません。
選ぶときに気を付けたいこと
ここでは、トリュフオイルを選ぶ際に気を付けたいことについてお話します。
トリュフオイルの種類
じつはトリュフオイルには3種類あります。
- トリュフそのものを漬け込んだもの
- 香料で香り付けしたもの
- トリュフと香料どちらも使っているもの
選びたいのは…やはりトリュフそのものを使った本物でしょう。
(香料にも天然、人工とありますが、ページを見た限りでは判断が難しいです。。)
ただ当然ながら高級なトリュフを使っているものはお値段が高くなってしまうので、その辺はお財布と相談する必要があります。
それが本物かどうかは原材料をチェックすることで分かります。「トリュフ」の文字があり、「香料」と書かれていないものがソレです。
たとえばコレとか↓
※調べたところ「香料不使用」のものはかなり少ないです。。
トリュフの産地
トリュフ(特に黒)にはいくつかの産地があると書きましたが、その地方によって上級品と認められているものがあります。
特に黒トリュフは南フランスのペリゴール地方のものが、白トリュフはイタリアのピエモンテ州アルバ産のものが「最高級」とされているようです。
もし産地にもこだわるのであれば、商品ページに「○○産」と書いていると思うので、その辺もチェックすると良いと思います。
オリーブオイル?
トリュフオイルは、トリュフの香りをオリーブオイルに移したもの…とのことですが、通販サイトで商品を色々と見ていたら、オリーブオイルではなく「ひまわり油」を使っているものがありました。
これは果たしてトリュフオイルと言えるのか…?
その定義がよく分かりませんが、もし「そこはオリーブオイルじゃないと!」とあなたが思われるなら、やはり原材料をチェックしてしっかり確認されることをおすすめします。
オリーブオイルの品質が分かりづらい…
トリュフオイルは、メインであるトリュフに意識が向きがちですが、その大元は「オリーブオイル」ですよね?
トリュフは単に香りを移しているだけに過ぎません。
…で、あれば。オリーブオイルの品質も気にしたほうがいいと思いませんか?
しかし、商品ページを見てみると、いかんせんその品質が分かりづらいと感じてしまいます(-_-;)
オリーブオイルにも色々ありますからね↓
https://xn--n8ja9ip23kiz4a.com/oliveoil.html
中には、しっかり「エキストラヴァージン」と書かれているものもありますが、それでも100%安心ではないのが辛いところ。
とはいえ選ぶならエキストラヴァージンオリーブオイル、さらに品質の良さが伺えるような説明をしっかりしているものを選ぶのが大切かなと思います。
油(オイル)が体に与える影響は大きいので、どうか「トリュフ」だけに捉われずに体に良いものを選ぶようにしてください。
まとめ
体にいいオリーブオイルを見極めるのが難しいので、体にいいトリュフオイルを探すのも大変そう…と率直に思った私です。。
が、今後現物を口にする機会は無いかもしれないので(笑)トリュフオイル…ちょっと気になってしまいました。
まぁ使ったとしてもほんの少しだし、そこまで気にしなくてもいいかな?
あなたも「興味が湧いてきた~」ということであれば、ぜひ一度試してみてください。