あなたはシーチキン(ツナ缶)って好きですか?
手軽に使える「魚の缶詰」の代表格がシーチキンですよね!サラダにおにぎりの具材に、サンドイッチにも欠かせません。(私は食パンに乗せてマヨとケチャップとチーズでピザ風にして食べるのが好き)
でも、シーチキンってこれだけ人気なのにも関わらず、実はあまり知られていない「事実」があるようで…。
今回は「ツナ缶命!」な人には少し酷な内容となりますが、大事なことなのでぜひご覧いただきたいと思います。
目次
シーチキンとツナ缶の違い
えっと、本題に入る前に、あなたも疑問に思われているであろう
「シーチキン」と「ツナ缶」の違い
についてちょこっとご説明します。
ツナ缶とは
まずはツナ缶です。実は英語でマグロのことを「tuna」と言うため、この名前です。めちゃくちゃ単純ですね(笑)
ただあちら(外国)では、マグロ属の魚は全て「tuna」となるため、カツオもtunaの仲間です。
なので「ツナ缶」とは、マグロやカツオの缶詰の“総称”となります。
(私はツナ=マグロだと思っていたので軽くカルチャーショックでした)
シーチキンとは
代わってシーチキンについて。内容的には、ツナ缶もシーチキンも変わらずマグロやカツオの加工品なのですが、何が違うのかというと、
シーチキンは商品名
だということ。
「はごろもフーズ」というメーカー…有名なのでご存知かと思いますが(ツナ缶界隈で5割以上のシェアを占めてます)、シーチキンは、このはごろもフーズが登録している商標になります。
なので、その他のメーカーが「シーチキン」と名乗ることはできないんですね。
因みに「シーチキン」の名前の由来ですが、ずばり「海の鶏肉」のようだから。
- 高タンパク、低カロリー、低脂肪なところが鶏肉に似てる
- 味が鶏肉のささみのようだから
なのだとか。(他にも説があるようですが)
私もそうですが、あなたもおそらく「どっちも名前が違うだけで同じものでしょ?」と思われていたと思いますが、それはある意味正解。
でも、細かいところではこんな違いがあったんですね~。
うーん…何て言うんでしょうか?たとえば…
ツナ缶が「洗顔石鹸」なら、シーチキンは「よかせっけん」みたいな(笑)そんな感じ?
実はこの違い、私も何気に気になっていたのでスッキリしました。
シーチキン(ツナ缶)ではDHA・EPAはそれほど摂れない
さてさて、それでは本題に入ります。
シーチキン(ツナ缶)の「事実」についてです。それは主に2つのポイントから…
- DHA・EPAはそれほど摂れない
- ものによっては体に悪い
ということです。
DHA・EPAはそれほど摂れない
まずはこの点について。
はい、書いたそのままなんですが、残念ながらシーチキン(ツナ缶)ではDHA・EPAってそれほど摂ることはできません(汗)
DHA・EPAは魚の脂の成分なので、ツナ缶に使われる部位にはそれほど含まれないんですね。
同じマグロでも、脂がたっぷりのトロにはDHAもEPAも多いですが、赤身ではその量がガクッと落ちます↓
- DHA … トロ:3,200mg、赤身:120mg
- EPA … トロ:1,400mg、赤身:27mg
今回ツナ缶について調べるにあたり、「DHA・EPAがたっぷり!」という文言をよく見かけたので、勘違いしてる人が多いかも…と思いました。
中にはDHAが豊富なツナ缶もあるようですが(そうアピールしてる)、種類としては稀なので、その点気を付けるようにしてください。
ものによっては体に悪い
さて、どちらかというとこちらのほうが深刻かもしれません。それが…
ものによっては体に悪い
という事実です。
「ツナ=魚」…だから体に良いんじゃないの?と思われるかもしれませんが、それはあくまで「魚」だけ使っている場合。
ツナ缶って「油漬け」のものが多いですよね?
そう、この油が危険なんです。
ツナ缶に使われる油のほとんどがサラダ油。中でも大豆油や綿実油が多いです。
このサラダ油は、今では「体に悪い油」として、たくさんの書籍が出版されるほど有名になってしまっています。
摂りすぎると炎症を起こす&加熱すると神経毒が作られてしまう「リノール酸」が多いこと、製造方法が危険なこと…などが問題視されています。
もっとも「油は捨ててしまう」方には関係ないかもしれませんが、油をドレッシングなどに再利用している…という場合は要注意です。
選ぶなら油漬けより「水煮」のツナ缶
前は普通に油漬けのツナ缶を使っていた私ですが、今ではもっぱら「水煮」を買うようになりました。
あなたも「サラダ油は摂りたくない!」と思われるなら、水煮を買いましょう。
とはいえ「水煮のツナ缶はまずい…」という声も(;´Д`)
そもそもどうして「油漬け」にする必要があるのか?が気になったので調べてみたのですが…
- 油で空気に触れないようにすることで腐りづらくしている
- 高温殺菌のときに熱が伝わりやすくする
- 生っぽい(美味しい)食感を保つため
- オイルの風味などが馴染んで味が良くなる
などのちゃんとした理由があるようですね。
代わって水煮は、風味の面でも食感(パサパサしてる)の面でも油漬けより劣っているようです。はっきり言って不評です(笑)
とはいっても「健康」を第一に考えるなら、やはり「水煮」を選びたいところ。
何なら自宅にある安心できる油で、自分で「なんちゃって油漬け」にしてしまってもいいかも(笑)
「食塩とオイル無添加」のシーチキンがあった
実は私、水煮のツナ缶の塩分が気になっていました。
水煮…とはいえ、水だけで調理しているのではなく「食塩」も必ず入っているんですよね。
でも「油の問題はいいとして、こればっかり(食塩)はどうにもならないなぁ…」と思っていたんです。
ところがどっこい!
今回探してみたら「食塩&オイル無添加」のシーチキンがあるじゃないですか。
それがこちらです↓
はごろもさんの「天然水でつくったシーチキン純」です。
原材料は「きはだまぐろ」のみ!…シンプル過ぎる!これなら神経質な私でも安心して食べられそうです。
ただ、やっぱりお値段は1缶あたり200円くらいとお高めですね…。
いなばさんからも出ていました。
ただ、こちらは原材料が「きはだまぐろ、ナチュラルミネラルウォーター、野菜スープ」となっていて、個人的に野菜スープがどんなものか気になります。。
よりシンプルに「ツナだけのもの」を選ぶなら、はごろもさんの「天然水でつくったシーチキン純」が良さそうです。
今度買ってみようかな(・∀・)
ツナ缶の油のきり方と捨て方
油漬けを買わない私には関係ないのですが(笑)
多くの方が「シーチキン(ツナ缶)の油のきり方&捨て方」について悩んでいるようなので触れておきますね。
ツナ缶油のきり方
まずは油のきり方について。
実は、昔は私もものすご~く悩んでいました。必ず手が油でギトギトになって、あれめちゃくちゃストレスなんですよね(-_-;)
いい方法があるなら知りたい…!そこで調べてみると…
どうやらコレといった方法は無いようです(´・ω・`)
はい、これが真実です(汗)
期待させてしまって申し訳ないのですが、やはり多くの方が最も主流である「缶のフタを押さえて油きり」をしているみたいです。
- フタを完全に開けて中に入れ込む方法
- フタの先だけ少し開けてやる方法
…ちょっとした変化はあれど、基本は同じようですね。
ただ、唯一「違う方法」も見つけました。
お皿にキッチンペーパーを2枚ほど敷いて、その上にツナ缶の中身を全部出してしまいます。
そのまま放置していると、ペーパーが油を吸収して、手を汚さずに油きりができる、とのこと。
たしかにこれなら手を汚さなくて良さそうですね!ただ、貧乏性の私は「キッチンペーパーもったいない…(´・ω・`)」と思ってしまいますw
ツナ缶油の捨て方
お次は油の捨て方について。
でもこれって…悩むことなのかな?と(笑)
油料理のときに出た油を捨てる方法と同じで大丈夫ですよ(・∀・)
流しに直接…はダメなので、ビニール袋などに古布や新聞紙を入れて、しみ込ませて燃えるゴミに出せばOKです。
うちでは、ちょっと汚いのですが(汗)汚れの少ないペーパーやティッシュのゴミをとっておいて使っています。
やっぱり新しいペーパーを使うのはもったいないので…これもエコです。ちょっと不衛生だけど(;´∀`)
まとめ
シーチキン(ツナ缶)についてまとめてみましたが、いかがでしたか?
誤解のないように言うと、「DHA・EPAが全く含まれない」わけではありませんし、当然魚の栄養も摂れるので、ツナ缶は魅力的な食品であることには変わりありません。
ただ「健康に良い」というイメージだけど、こんな秘密もあるんだよ、ということをお伝えしたかったのです。
それでもやっぱりツナ缶が好き!というあなたは(私もそうです・笑)、今回の内容も頭の隅に置いてもらって、美味しく活用していって欲しいなと思います。