食の安全は自分で何とかしなければいけない今日、あなたはどのような対策を取っていますか?
色々な方法があると思いますが、中でも簡単にできるのが「原材料のチェック」です!
食品は、原材料をチェックしてから買っていますか?もしも「NO」なら、健康のためにも今日から早速実行してみてください。
チェックするのは「添加物」はもちろん、「油」の表記も見逃してはいけません(`・ω・´)
目次
「植物油脂=サラダ油」と思ってほぼ間違いない
サラダ油には9つの種類があり、
- 紅花油
- ひまわり油
- 綿実油
- 大豆油
- コーン油
- ごま油
- こめ油
- ピーナッツ油
- キャノーラ油
それぞれに特徴がありますが、1つ確実に言えることが「その多くはリノール酸過多」であるということです。
リノール酸は、血液をドロドロにし、現代病を促進するとあって、“なるべく控えたい脂肪酸”という位置づけです。
またサラダ油は、安価に済ますために精製方法に問題があるものも多く、現代では「摂ると危険」というイメージが広まりつつあります。
そこで注意したいのが、多くの食品に使われている「植物油脂」。これは=サラダ油と思って間違いありません。
中でも日本での消費量が多い油、キャノーラ油、大豆油に加えて、サラダ油ではありませんがパーム油が使われている可能性が高いです。
サラダ油=植物油脂は、3つのメリット(長期保存可能、低コスト、食感の向上)があるため、食品業界で多用されています。
多くの食品に使われている「植物油脂」の現実
あなたがパンやお菓子が好きなら、スーパーやコンビニで手に取ることが頻繁にあるでしょう。その際、裏の原材料欄を見てみてください。
おそらく「植物油脂」「マーガリン」といった表記が必ずあるはずです。
ここで植物油脂が使われている食品をざっと明記しますと…
マーガリン、ショートニング、ファットスプレッド、インスタントラーメンなどの加工食品、ポテトチップス、チョコレートなどの菓子類、アイスクリーム、マヨネーズ、ドレッシングetc…
途中、「加工食品」「菓子類」とまとめてしまっていますが、その種類は何十何百となるので、植物油脂が使われている食品を全て挙げることはとてもできません…。
中には一見「油」とは無関係に思える和菓子のどらやきや、カップ入りのプリンなどにも使われることがあるようでびっくりしてしまいます。
最後にスプレーで吹き付けるといった使われ方をすることもあるそうですよ。(この場合表記されるかは不明…)
このように本当に多くの食品、また意外な食品にも使われている植物油脂。
ですが、「原材料を見れば分かるんだから大丈夫よ」と思われる方もいるかもしれませんね。
「植物油脂」じゃなくても植物油を使っている
「植物油脂、マーガリンの表記がない食品なら大丈夫」そう思って安心しているあなた。
それは危険な誤解かも?なぜなら植物油は名前を変えてさまざまな食品に堂々と使われているからです。
植物油脂、植物性油脂、食用植物油、食用精製加工油脂、加工油、マーガリン、ショートニング、ファットスプレッド
- 食用精製加工油脂…植物油に水素添加して作られた油
- 加工油…いろんな食用油を混ぜたもの
- ショートニング…常温でクリーム状に調整されたマーガリンの仲間
- ファットスプレッド…マーガリンの仲間。油脂含有率80%未満のもの
「植物」というワード以外にも、加工油などパッと見ではよく分からない油もありますが、全て植物油からなる油です。
これから食品を購入する際には、これらの表記にも注意するようにしましょう。
※こちらも合わせてご覧ください↓
危険な油を摂らないためにはどうすればいい?
体の健康を著しく害する「危険な油」を摂らないための方法を2つご紹介します。基本はやはり「原材料チェック」これは欠かせません。
①植物油脂が使われていない食品を探す
1番安全なのは、言わずもがな植物油脂や植物油が使われている食品を買わないことです。
実は、同じ食品でも油を使っているものと使っていないものがあります。
おにぎり
○…塩飯、ねり梅、海苔
×…米、塩、調味酢、植物油脂
チョコレート
○…砂糖、カカオマス、全粉乳、ココアバター、レシチン(大豆由来)、香料
×…砂糖、全粉乳、カカオマス、ココアバター、植物油脂、乳化剤(大豆由来)、香料
食パン
○…小麦粉、バター、砂糖、イースト、塩
×…小麦粉、マーガリン、砂糖、食塩、パン酵母、乳化剤、酢酸Na、イーストフード、V.C、香料
ちょっと時間と手間がかかりますが、買おうと思っている食品はあらかたチェックするのが吉。添加物も一緒にチェックすると尚良しですね。
↑を見ても分かる通り、シンプルなもののほうが安心度が高いです。
②どんな油か表記されているものは安心度が高め
使っていないに越したことはありませんが、もし植物油脂を使っていても“どんな油か明確”にしている場合は少し安心です。
ただし、それ自体が危険なキャノーラ油や大豆油ではあまり意味がないので、この場合は、抗酸化力の高いごま油やこめ油がそれに当たります。
「植物油脂(こめ油)」などと表記されているのでよく確認してみましょう。
販売元としてもコストの高い油を使っていることは良いアピールポイントになるので、使っている場合は必ず表記されているはずです。
まとめ
植物油脂の影は名前を変えてさまざまな食品に潜んでいます。
いつでもどこにでも食べるものがある…そんな恵まれた時代に生きる私たちですが、「安全かどうか」はやはり自分の目で見極めなくてはいけません。
それが「原材料をチェックする」という簡単な心がけである程度できてしまうので、これは日頃から習慣にされることをおすすめします!