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油の豆知識

「もったいない」を捨てよう!どんな油も繰り返し使うのはNG

「もったいない」っていい言葉ですよね!

物を大事にしたり、無駄にしない工夫や心掛けはとっても大切ですし、物が溢れている現代だからこそ、常に心掛けていたい言葉の1つです。

だけど…ごめんなさい。油に限ってはその思いを捨てて欲しいんです。

もちろん不必要にたくさんの油を使ったり、軽い気持ちで捨てていいと言っているのではありません。要は「どんな油も繰り返し使うのはやめたほうがいい」ということなんです。

油を繰り返し使いたくなる「揚げ物」は要注意

油を繰り返し使うときと言えば、何と言っても揚げ物のときですよね?

一度に多くの油を使うので、どんな人でも、それを「1回きりで捨てるのはもったいない!」と感じてしまうものです。

実際ネットで、試しに「揚げ油」で調べてみると…

  • 「揚げ油 何回」
  • 「揚げ油 再利用」
  • 「揚げ油 保存」
  • 「揚げ油 使い回し」

などといったキーワードが表示されます。いかに揚げ油を繰り返し使うことに対して関心のある人が多いか分かりますよね。

…じつは私も少し前までは、上記の疑問を抱いている一人でした。

「使った後そのままにしておくのはさすがによくないよね…油って何回までなら使っていいのかな?保存はどうすればいいんだろう?」

そんなことを思いながら、よく知恵袋などで調べたこともあります。油を保存できる容器のレビューを真剣になって見てみたり…(笑)

しかし「油の使い回しはよくない」という事実を知ってから、もうその必要はなくなりました。

なんでダメ?油の使い回しがNGの理由

サラダ油など、植物油に多く含まれるオメガ6系の脂肪酸である「リノール酸」は、加熱することで神経毒となる「ヒドロキシノネナール」を生成します。

この毒は神経細胞を死に追いやり、果てにはアルツハイマー病やうつ病などさまざまな脳に関わる病気の原因となる恐ろしいものです。

そしてこのヒドロキシノネナールは、加熱を繰り返すことでどんどん増えていきます。

また分かりやすいのが「酸化」です。加熱を繰り返すと、それに伴い油もどんどんと酸化していってしまいます。

つまり、加熱を繰り返すほどに脳と体に悪影響を及ぼす「悪い油」になっていくということ。

油を使い回すということは、加熱を繰り返すということ。その度に悪い油に近づいていってしまうなら、たとえもったいなくても「1回きり」で捨てることが体のためには大事なことなのです。

酸化しにくかったり、リノール酸が少ない油は大丈夫じゃないの?

世の中にはリノール酸が少ない油も結構あります。有名なのは、酸化しにくいオレイン酸が豊富なオリーブオイル。

また、抗酸化力が高い栄養成分が豊富なこめ油は揚げ物にいいというのはよく聞きますね。

こういった油は再利用してもいいのではないか?と思われる方もいるでしょう。しかし、やはりおすすめはできません。

少ないと言ってもリノール酸は含まれていますし、間違いなく酸化は進みます。どんな油を使うにしても再利用は控えるようにしましょう。

油の復活方法は色々あるけど…

揚げ油について調べると、じつにたくさんの「揚げ油を復活させる方法」に関する記事がヒットします。

見てみると、その方法も多種多様で

  • 梅干しを焦げるまで揚げる
  • じゃがいもの皮に吸わせる
  • 冷えたご飯でカスを取る
  • つぎ足しながら劣化を抑える

などがあり、私はまったく知らなかったので、素直に「そんな方法もあるんだ~」と感心してしまいました。

中でも「梅干し説」は有名なようでしたが、さらに調べるとこれにちゃんとした根拠はないらしく。「迷信」ときっぱり書かれているサイトもありました^^;

えっと、その方法を列挙して何が言いたいのかというと…

たしかにこれらの方法でもある程度は油は綺麗になるのかもしれません。だって全然効果が無かったらそもそも話題になんてならないはずですよね。

でもそれって結局は「見た目」の変化だけなんじゃないかと…。

汚れやカスが取れて、見た目が綺麗になれば「油が復活した!」「いい油に(少し)もどった!」って思っちゃいます。

でも“本当の意味での復活”は絶対にあり得ないです。

油の“酸化度”は元にもどらないし、一度作られた「ヒドロキシノネナール」などの有害物質もその数は減りません。

カスも取れて、色も綺麗に。しかし、そうして見た目はよくなっても、その中には「あなたの健康を脅かす悪い成分」がいっぱい詰まっていることを忘れてはいけません。

「一回きり」で捨てるならこの方法は必至!

色々偉そうに書いても、やっぱり揚げ物をするときは思ってしまいますよ。

あ~この油もったいないなぁ(´・ω・`)

って(笑)

なので、その気持ちを少しでも和らげるためにもこの方法は必至です。

それは…シャローフライ!

詳しくは「シャローフライのすすめ【少ない油でも揚げ物はできる】」に書いているので見ていただきたいのですが、要は「使う油を工夫して少なくせよ!」ということです(笑)

少しだけ手間はかかるかもしれませんが、「一回きり」で捨てる罪悪感がグッと減りますよ。

むしろこうしないと長続きしません。「これやっぱ再利用しよ(^q^)モッタイナイ」ってなっちゃいますからね。

「健康」と「お財布」の天秤をうまく調整していきましょう!

※使った油はこの方法で捨てましょう↓

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まとめ

「油の使い回しがNGの理由」を書いてみましたが、いかがでしたでしょうか。もしかすると、いまいちピンとこない方も多かったかもしれませんね。

しかし、特に脳に関わる病気の完治は難しく、一度なってしまえばもう手遅れと言っても過言ではありません。「予防」が最善の治療と言われているくらいなので、いかに日頃から気をつけるか?これが大事になってきます。

「もったいない精神」はとても素晴らしいことですが、油に関しては常に新鮮なものを取り入れる気概でいるようにしましょう!