オメガ3が体にいいよ、今の人は足りてないから摂ったほうがいいよ~
ということは、もう耳にタコができるくらい言われているので「もう分かってるから(´ε` )」という方も多いでしょう。あなたもその内の1人かもしれません。
…で、摂るようになったと。亜麻仁油、えごま油、オメガ3が豊富な油はいくつかありますよね。
でも、その折角の「オメガ3の効果」がもしかしたら台無しになっているかもしれないのです。
えっそれってどういうこと!?と思われたあなたは、よければ当記事をチェックしてみてください。
体にいい油を摂るだけではダメな理由
オメガ3は普段の食事ではなかなか摂れない脂肪酸なので、それを意識して摂っているのは素晴らしいことです。
でも、その効果を最大に活かすためには「食習慣を根本から改善」しなければあまり意味がありません。
そう、他の悪い油をやめなくてはいけないのです。
サラダ油、お菓子、でき合いのお惣菜、ファストフードなどなど…。
「それは嫌だよ無理だよ。だからいい油を摂るようにしたんじゃん」
と思われるかもしれませんが、それだと台無し…どころか、さらに悪い方にいってしまう可能性があるんです。
逆効果の可能性
オメガ3と対になるような関係にあるのが「オメガ6」です。
オメガ6は、安くて手に入りやすいということもあり、多くの方が使っているサラダ油の主要な脂肪酸となっています。
オメガ3、オメガ6…この2つの脂肪酸は常に私たちの体の中で戦っています。
たとえば脂肪酸は細胞膜の材料になりますが、その量はあらかじめ決まっているので、まさに陣取り合戦のような感じでそのポジションを奪い合っているような状態です。
…で、この2つ、どっちが強いのか分かりますか?
そう、オメガ6の圧勝なんです。なぜかというと、ただ単純に「数が多いから」。
今の人は魚もあまり食べないので、体内のオメガ3は驚くほど少ないはずです。ひどい場合はその比率がオメガ6が「40」でオメガ3が「1」なんて言われています。
これ、40人の敵に1人で立ち向かっていくようなものです(笑)ヒーロー漫画の主人公じゃない限り確実に負けちゃいます(^_^;)
で、その戦いに負けてしまったら意味が無いんです。。折角持っているオメガ3の効果を発揮できずに終わってしまいます。その結果…
「ただカロリーの高い油を余分に摂っているだけ」
になってしまいます(汗)
うぇっ!?って感じですよね。ダイエットをしてる人にはあまりにも酷な事実です。
だからオメガ3が陣取り合戦に勝てるように、まずは敵(オメガ6)の数を減らさなくてはいけません。
ゆっくり1つずつ変えていく
…とは言っても難しいと思います。「偉そうに言ってるお前はどうなんだ( ゚д゚ )?」と言われたら…
う、うーん…うん…(;^ω^)
と口ごもってしまいますw
でも意識しているのといないのとではだいぶ違うとも思うんですよね。
私の場合、揚げ物の頻度も確実に減りましたし、お菓子も前に比べて油っこくないものを選ぶようになりました。
もちろん本心ではもっともっと変えていきたいなぁ~って思っています。
でもそれでストレスが溜まりすぎてしまっては、それこそ本末転倒。
あなたがストレスを感じない程度に、1つずつ変えていく。
たとえば
- 毎日食べているお菓子を週4日にする
- 揚げ物に使う油をキャノーラ油から(熱に強い)米油にする
- ドレッシングを手作りしてみる
など。
「できそうかな?」と思うところから始めてみてはいかがでしょうか。
お菓子なんかも、食べないでいるとだんだん食べたいと思うことが少なくなると言いますし、ゆっくり「健康的な食習慣」に近づいていけたらいいですよね。
まとめ
「体にいい油を摂っても体に悪い油を減らさないと意味がありません」
ということをお話しました。
折角オメガ3を摂っているなら、ちょっと意識してオメガ6を減らす食習慣を目指してみましょう。
そうすることでオメガ3がイキイキと活きてきますからね。ストレスを感じない程度にゆっくりと少しずつ実践してみてください。