油の豆知識

油は酸化するとどうなるの?《答え》病気と老化の原因になります!

健康や美容に良い効果をもたらすとして注目を集めている油。

しかし、あくまでも良い作用が期待できるのは“酸化していない油(脂質)”に限ってのことで、酸化してしまった油では全く逆の結果を生むことになるかも…。

今回はさまざまな病気や老化の原因と言われている「油の酸化」について調べてみました。

油や脂肪の酸化についての話は非常にムズい

まず、油と酸化について調べていて思ったことは「めっちゃくちゃ難しい!」ということ(汗)

難しいというかややこしいというか…単に私の頭が弱いだけかもしれませんが(;´Д`)とにかく聞き慣れない単語がたくさん出てきて頭の中はこんがらがりまくり…。

正直、上手く整理できていないのですが、それでも大まかに分かったこと、自分なりに「こういうことかな?」と思ったことをまとめてみますね。

頭のいい人ならちゃんとに理解できるのかも…。(切実に求む!読解力( TДT))

油の酸化を知る上でのキーワードは「活性酸素」と「過酸化脂質」

まず、「油は酸化すると体によくない」と言いますよね。これは本当です。

油を酸化させてしまう大本の原因が、ずばり「活性酸素」。

油に関する情報ではもちろん、美容系の記事にもよく登場する単語なのであなたも聞いたことがあるのではないでしょうか。

この活性酸素は「物質を酸化させる力を持った酸素」のこと。地球上で生きるほとんどの生物は酸素を吸って生きていますが、その体内に摂り込んだ酸素の約2%は活性酸素になると言われています。

そう、活性酸素は私たちの体内にもともとあるものなんです!

しかしその全てが悪さをするというわけじゃなくて、ウイルスや細菌を除去してくれたり酵素を働かせたりと体に必要な機能もあるうえ、体にはもともと活性酸素を無害化してくれる“抗酸化酵素”も備わっています。

だから、一定量は必要だし、適切な量なら体に悪さをすることは無いんですね。

「増えすぎ注意!」な活性酸素

じゃあ問題は何かと言うと…それはやっぱり「増え過ぎてしまった」場合です。

増えすぎた活性酸素は、その強力なパワーで細菌類を攻撃するのを通り越して細胞まで傷付けてしまいますし、折角備わっている抗酸化酵素も「相手の数が多すぎては防ぎきれない!」という異常事態に見舞われることに…。

活性酸素はなぜ増える?

普通に呼吸して摂り込んだ酸素から体内で発生してしまう活性酸素は仕方ないとして、余計な活性酸素が増えてしまうのはなぜなのでしょうか?主な原因は以下の様なものです。

激しい運動、強いストレス、睡眠不足、紫外線、喫煙、食生活の乱れなど。

見て分かるように、現代人にとっては避けて通れないようなものばかりですよね。ただ少しでも改善して、活性酸素を増やさないように心掛けることが大切です。

「活性酸素」と「過酸化脂質」の関係は?

…と、ここまでの内容だと油の酸化とあまり関係ないように感じるかもしれませんが、じつは大ありです!

活性酸素自体、量が多すぎると細胞を傷つけてしまうと書きましたが、その細胞を覆う細胞膜を作っているのは主に脂質。

そう、活性酸素は「大切な細胞を覆っている細胞膜を作る脂質」をも酸化させてしまうんです。

そうして作られるのが過酸化脂質この単語もよく聞いたことがあるでしょう。

因みに活性酸素が反応するのは不飽和脂肪酸で、不飽和結合の数が多いほど酸化しやすくなります。(DHA>EPA>アラキドン酸>αリノレン酸>リノール酸>オレイン酸の順)飽和脂肪酸は酸化しにくいことで有名ですよね。

活性酸素も過酸化脂質も細胞やDNAを傷付けてその機能を狂わせるといった悪さをしますが、活性酸素のほうは「DNAを傷付けてもすぐに修復される」「傷付けた後はすぐに消えてしまう」といった記述もあり、より厄介なのは過酸化脂質であると判断できます。

過酸化脂質のほうが「怖さレベル」は上

過酸化脂質は徐々に溜まっていき、じわじわと細胞や細胞膜を侵していくイメージでしょうか。。(゚A゚;)

また血管内では、活性酸素により酸化させられたLDLコレステロールが過酸化脂質となり、動脈硬化の原因になっているとも言われていますね。

…と、こんな感じで、とにかく恐いのが過酸化脂質(+酸化の過程で生まれる有害物質)なのです。これらの存在が、がんを始めとしたさまざまな病気や、美容の大敵である老化の原因であるとされています。

うーん…何ともややこしいですよね(汗)油がこんなに奥が深いものだとはちょっと前までは思っていませんでした。。

あと、ご覧いただいていてお分かりのように、ここまでは「体内の脂質の酸化」についての話です。たとえ新鮮な油を摂っても体内の活性酸素が増えすぎてしまっている場合は要注意ということですね。

そして肝心なのが「すでに酸化している油を摂った場合はどうなの?」ということですよね。これもやはり同じことが言えるかと思います。

どっちにしても「酸化した油=過酸化脂質」が体内で悪さをする、ということに変わりはないはずですから…

いかがでしょうか。「酸化って怖いなー」「過酸化脂質って怖いなー」と思われましたか?でも意外な事実もあるようで…

えっ…油の酸化はそれほど怖がらなくていい?

「活性酸素」「過酸化脂質」「油の酸化」…これらのワードが持つ意味を何となくでもお分かりいただけたかと思います。

ただ人間の体はよくできているもので、活性酸素は無害化する酵素を持っているし、少しくらい酸化された食べ物を摂っても吸収せずに便として排出してくれます。

過酸化脂質の場合も、万一たくさんの量を摂ってしまっても今度は“下痢”としてやっぱり体の外に排出してくれます。

このようなことから「酸化したものを食べたら終わり…」なんて強迫観念に似たような意識を持っている方もいるかもしれませんが、じつは思いのほか大丈夫だったりするのかもしれません。

そして、そんな“意外な事実”を裏付ける根拠はほかにもあります。

酸化しやすいオメガ3油を「加熱調理に使える」という衝撃

それは日本脂質栄養学会の初代会長でもある奥山治美先生の著書「オリーブオイル・サラダ油は今すぐやめなさい!」の一節にありました。

奥山先生は酸化しやすいオメガ3系の油である亜麻仁油やえごま油を「加熱調理にしっかり使える」と断言されているんです(゜o゜;

これまでの常識がひっくり返るような発言ですよね。

先述したように、過酸化脂質ができやすいのは酸化しやすい不飽和脂肪酸を多く含む油、つまりオメガ6系の油やオメガ3系の油です。ですから、どんな情報を見ても酸化しやすいオメガ3系の油は加熱NGとされています。

そんな中でのこの真逆の意見。思わず「大丈夫…?」と思ってしまいますが、奥山先生が仰るには「酸化しても体に害はない」とのこと。

そして「もし酸化による害があったとしても下痢や一時的にお腹を壊す程度」とも書かれています。これはまさに先に書いた通り、体の防御機能のことですよね。

しかし実際のところはどうなのか…?

残念ながらまだ情報量が少ないのではっきりしたことを断定するのは難しい、というのが実情です。。個々の生活習慣によっては体の機能だけではカバーできない面も出てくると思いますしね。

なので、私個人としてのとりあえずの結論は、「油の酸化については必要以上に怯える必要はないけど、当然酸化対策はしっかりした方がいい」ということでしょうか。

まとめ

いかがでしたでしょうか。難しかったですよね?(苦笑)

自分がそうなってしまったように、今回の記事を読んでくださったあなたも「ややこしい→よく分からない→撃沈」そんな状況になってしまわれたのではないか…と内心気になっております(笑)

正解がないことは、結局のところ自分の中でとりあえずの結論を出すしかありません…。やっぱり油って奥が深いなぁと思うと同時に、常にアンテナを張って「真実」を追求していくことが大切だと感じました。